地方企業のホームページノウハウ満載　～問い合わせ数が4.7倍になる超戦略型ホームページ企画術～

この本、絶対におすすめ！

地方や中小企業がサイトを構築する際に参考になる本が、この「問い合わせ数が4.7倍になる超戦略型ホームページ企画術」。本のタイトルがちょっと怪しい本ような、また読者の気を引き付けるためにつけられているような本ですが、中身はとてもまじめです。かつ、ヒントがものすごいたくさん詰まった必読の本だと思います。

この本が役に立つのは次のような方です。

・ホームページを作りたい、見直したい中小企業・地方企業の方
・会社サイトの「考え方」を勉強したい方
・WEB制作会社の方

インターネットやホームページに関する本は本当にたくさんあります。
「儲かる○○○」「誰でもできる○○○」などから始まる儲かりそうな本(笑)だったり、ホームページ作成ソフトの使い方の本だったり、一般企業のホームページ担当者向けでなないWEB制作会社向けの本だったり…。はたまた、技術者向けの難しそうな本もあります。最近は、「ソーシャルメディア」や「Twitter」「Facebook」に関する本が花盛りです。

私は仕事柄、インターネットに関する本をよく読みますが、インタネット関連の本は、きっと専門家ではない方には分かりづらい本がたくさんだろうと思います。自分に合った本はどれなんだろう…と、せっかく知りたいのに何を手に取っていいのかわからない方も大勢いるのでは。私はその業界にいますので、本を見れば「この本はこの話が書いてある」という土地勘がありますが、そうでない方には「知りたいことが、どこでわかるのかがわからない」という状態かと…。

長野県でホームページを制作したい方はぜひご一読を♪

そういう土地勘で行くと、この本は「長野県でホームページを制作したい方はぜひご一読を♪」とおすすめできる本です。
（自分が長野県なので、たまたま長野県と書いていますが…地方にいらっしゃる方すべてにあてはまります）

例えば、ホームページを作りたい方が、WEB制作会社に依頼する前に読んでおくと、読まない時に比べて恐らく5倍くらい「効果的な」ホームページができあがるのではないかと（笑）。別な言い方をしますと、（特に地方の）ホームページ作成に携わる業者の方こそ一読の価値があるということです。

実は、地方でのホームページやネットの活用はまだまだ不十分です。私の感覚では、東京での活用に比べると5年は遅い感じがします。地方（企業）こそネットを活用すればものすごい大きなチャンスがあるのですが、残念ながら、経営者の方やサイトのご担当者の方がそれに気づかないがために「昔ながらのホームページ」を作り続けているというのが実情です。そのため未だに、デザイン会社にきれいにデザインしてもらっただけのサイトで終わってしまう大変もったいない事例が後を絶ちません。

（特に企業にとって）ホームページは、申し込みであったり、購入であったり、問い合わせであったり、と、次のアクションにつながるコミュニケーションが発生することが重要です。どんなに素敵なデザインのサイトを作ったとしても、そのアクションにつながらなければ「企業のブランドイメージ」を作っているだけでしかありません。もちろん、企業のブランドイメージを作ることはとても重要なことですが、大企業ならともかく、地方や中小企業にとってはそれよりも商品やサービスを知ってもらう、問い合わせていただくなど優先すべきことがたくさんあります。サイトに「商品やサービス情報を掲載すること」と、「魅力的に伝える、欲しいと思ってもらえる、行きたいと思ってもらうい、アクションしてもらうこと」とは似ているようでまったく異なります。

その具体的な形がこの本では紹介されています。最新技術の話でも、魅力的なデザインの話でもなく、サイトの作り方の根本の話です。まして、アクセスを増やす小手先のSEOのような話でも、一過性のマーケティングの話でもありません…。書籍のタイトルのせいで「小手先の手法」を紹介しているような本のように思われる方もいるかもしれませんが、読んでいただければ「ホームページとはそういうことだったのか！」ということをご理解いただけるかと思います。

それに気づいていただければ、WEBサイトやネット活用の新たなステージの扉が開きます。地方企業にとっては、ネットを活用して大きなチャンスを掴める可能性が広がることになります。

決してベストセラーでも話題の本でもありませんが、ご一読いただいて損はありません。

※ちなみに、SEOであったり、TwitterやFacebookといったソーシャルメディア、広告による集客などは、この本に書かれていることを土台としてサイトを構築した上で行われるものになります。