横浜市中区 市区職員向け研修での講演
「自治体ホームページの課題と今後のあり方・ヒント」と題して講演させていただきました。
神奈川県横浜市の中区区役所にて、「自治体サイトの課題と今後のあり方・ヒント」と題して、2時間ほどお話しさせていただきました。
横浜市中区では、「職員全員が広報担当だという意識を持つことが大切」という考えのもと、毎年、広報マインド・スキル研修会を開催されており、今年はホームページにに関連するこということでお声をかけていただきました。
お話しさせていただいた内容は、ブログに掲載している「自治体ホームページ、今後のあり方・作り方」 のシリーズを土台にしたもので、次の4つのテーマにわかれています。
1.自治体サイトの抱える課題
2.Webサイトの現在
3.わかりやすい自治体サイトのためのヒント
4.サイト制作のヒント
講演の対象は、サイト全体を企画される方から、現場で更新される方まで。
自治体サイトの運営には、大きく分けて次のような3つの立場の方々が関係しているかと思います。
(1)サイト全体の企画や運用を担当する部門
(2)サーバやシステム管理を担当する部門
(3)CMSなどを利用して、サイトの情報を更新する各部署のご担当者
今回の講演でターゲットとさせていただいたのは、(1)と(3)の方々になります。
(1)サイト全体の企画や運用を担当する部門の方々には、自治体サイトの運用にかかわる課題や活用戦略についてお話しさせていただき、(3)情報を更新する各部署のご担当者の方々には、作業するにあったて知っておいていただきたい基本的な考え方をお話しさせていただきました。(実際には、2時間の中で複数のテーマをお話ししました。)
当日の具体的な講演内容については、ブログで紹介していますので、ぜひご覧ください。
これまでにない、新しい切り口
「こういう話を聞きたかったんです!」
システム会社さんやWeb制作会社さんが自治体ホームページについてお話しをされる場合、おそらく、CMSの導入であったり、デザインや使いやすさやの向上、またはFacebookやTwitterの導入などといった、部分的な改善策やソリューション のという内容だったのではないかと思います。これらのソリューションはもちろん大切ですが、私が今回の講演でお話しさせていただいた内容は、もう一歩下がったところから、「自治体がサイトを運営するために必要な基本的な考え方」にフォーカスしたものです。
基本的な考え方が定まっていない状態でソリューションとしてシステムを導入しても、現場にとっては単に手に余るツールが増えるだけです。見た目のデザインを変えたとしても、それに伴い現場で更新される方の基本的な考え方が統一的に定まっていなければ、単に衣装を替えたにすぎません。
大切なのは、システムやツールや新デザインなどを導入する以前に、「何のためにそうするのか」「自分たちの自治体サイトは何を目指すのか」を明確にすること。そのために必要な基本的な考え方をお話しさせていただきました。
講演会が終わった後、研修の運営にかかわっておられる職員の皆さんと懇談させていただきました。
その中で開口一発、「まさに、こういう話を聞きたかったんです!」とおっしゃっていただきました。「こういう切り口の話は、これまで全然聞かなかったです」と。そうおっしゃっていただいて私も安心しました。
地方の方にこそ、ぜひ聞いていただきたい内容
講演の中でも紹介しましたが、今現在、ネット活用の環境は、地方にとって大変メリットのある状態です。かつてないほど地方にとってチャンスが訪れていると言ってもいい状態です。しかし残念ながら、その好機がうまく活用されていないのが現状です。
今回の講演内容は自治体サイトに特化したものですが、内容を汎用的にとらえれば、地方活性化やまちづくり、自治体と地元企業との協業など、地方におけるWeb活用のヒントとなる内容も含まれています。
今回は横浜市という首都圏有数の大都市自治体での講演になりましたが、地方でも十分に該当する内容です。いや、むしろ地方にこそ必要になる内容かと思います。
当日の具体的な講演内容については、ブログで紹介していますので、ぜひご覧ください。
今回の講演の土台となっている連載記事がございますので、合わせてご覧ください。
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