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今回は、見つけられ方・選ばれ方の「前提」が変わってきていることを感じる4本です。

  1. 検索は「探す」から「選ばれる」へ
  2. TikTokで始まる新しい売れ方
  3. お店選びは「複数接点+AI提案」の時代へ
  4. 観光の集客はAIで入口から変わる

 

 

検索は「探す」から「選ばれる」へ

AI時代 ググるはなくなる 言語化力 MarkeZine

AI時代、「ググる」はなくなる? 検索と対話が共存する世界で、最後に問われる「言語化力」(MarkeZine)

AI検索の登場によって、情報の探し方がどのように変わってきているのかが紹介されています。具体的には、検索行動そのものが「情報を探す」から「答えを導いてもらう」方向へ変わり、質問が長文化し、文脈を踏まえた対話型の利用が広がっているとのこと。

また、AI検索による変化として以下の3点を挙げています。

  1. 正しい検索ワードを考える必要が薄れ、探すための努力が減ったこと
  2. AIが情報を整理して選択肢を示すことで、意思決定が前倒しされること
  3. AIとの対話の中で予約や購買など次の行動につながりやすくなり、行動までの距離が短くなること

AI検索は情報取得ではなく、考えて決めて動くまでを支える存在になりつつあると説明しています。

これらの変化を踏まえて企業側が考えないといけないのは、検索の変化によって、これまでのように「見つけてもらう」前提ではなく、AIが提示する選択肢の中で「選ばれる理由」を明確にしなければならなくなっている、という点です。AI検索では企業が伝えたいことがそのまま全部伝わるわけではないため、自社の商品やサービスが「誰に向いているのか」「どういう条件なら選ぶべきか」を言語化する必要があることが指摘されています。

さらに、対話型の世界では実際の体験や満足度が推薦につながるため、「良い商品を作ること自体が最大のマーケティングになる」とも整理されています。

中小企業にとってこのポイントはとても大きなものです。
これまでは、まず見つけてもらうこと、検索で見つかることが重視されてきましたが、これからはそれだけでは足りません。自社はどんな相手の、どんな悩みに向いているのか。なぜ選ばれるのか。どんな違いがあるのか。そうしたことを、サイトや発信の中でわかりやすく言葉にしておかないと、AIにも生活者にも伝わりにくくなることを意味しているからです。

検索の変化によって、自社の商品やサービスの「選ばれ方」そのものが変わってきている。そのことを丁寧に考えるうえで参考になる記事だと思います。ぜひご一読ください。Check it!

 

 

TikTokで始まる新しい売れ方

TikTok 売上TOP10 自動車用品 Merkmal

自動車・バイク用品が「TikTok」で売上初のTOP10入り――「わざわざ店に行きません」 週商3000万円の現実をご存じか(Merkmal)

 

TikTok でそのまま商品が購入できる「TikTok Shop」の日本市場で、自動車・バイク用品が初めて売上トップ10入りしたことが紹介されています。数字としては市場全体の中でまだ大きいわけではないのですが、記事ではこれを、単なる一時的なヒットではなく、「利益が生まれる場所」が少しずつ変わり始めている兆しとして捉えています。これまで店舗や検索を前提に売れていた商品が、動画を見た流れの中で、そのまま買われるようになってきている、ということです。

興味深いのは、売れているのが完成車や高額パーツではなく、洗車用品や車内アクセサリー、消耗品など、これまでは店頭でのついで買いが起きやすかった商品だと説明されていることです。しかも記事では、自動車カテゴリーでは動画の伸びが目立ち、細かな仕様比較よりも、「見れば効果がわかる」「変化が伝わる」といった商品が強いと整理されています。つまり、これまで棚で選ばれていた商品が今度は動画の中で選ばれ始めている、言い換えると、商品の価値が検索されて見つかるのではなく、見せ方によって欲しくなる方向へ動いているということです。

大事なのは、これは自動車用品だけの話ではないかもしれない、ということだと思います。
動画で変化や効果が伝わりやすいもの、見ているうちに欲しくなるもの、あるいはこれまで店頭でついで買いされていたような商品には、同じことが起きる可能性があります。オンラインショップで目的のものを探して買うのとは別に、動画をきっかけに「欲しくなって買う」という流れが、すでに始まっている。そんな変化を考えるうえで、参考になる記事です。

ぜひご一読ください。Check it!

 

 

お店選びは「複数接点+AI提案」の時代へ

ChatGPT 集客 飲食店 Forbes Japan

SNSよりChatGPTの方が来店する 飲食店集客の新常識と勝ち筋(ForbesJapan)

 

飲食店選びの行動が変わってきていることが紹介されています。
ラーメンのような日常的な外食と、記念日や会食のような特別な外食では使う手段が異なり、しかも興味を持った店を調べる際には平均2.41項目のメディアが使われているのだそうです。つまり、今のユーザーは一つの媒体だけで店を決めているのではなく、複数の手段を使い分けながら判断しているということです。

注目されているのが、ChatGPTなどの生成AIを使った飲食店選びです。
記事では、日常的な食事でも特別な食事でも、AIを利用すると答えた人が約15%に達していること、さらに認知から来店までの行動では、InstagramやTikTok、インフルエンサーの投稿よりも、AI提案のほうが来店につながっている割合が高いことが紹介されています。AIに提案された店に、2回に1回以上の頻度で実際に来店している人の割合も6割近いそうです。

これらの結果から私たちが考えないといけないのは、情報発信において「どこか一つに載っていれば大丈夫」という時代ではなくなってきていることだと思います。SNS、Googleマップ、グルメサイト、そしてAI提案まで、ユーザーは複数の入口からお店やサービスを見つけています。だからこそ、自社の情報がネット上できちんと整理され、正確で、最新の状態になっているかがますます重要になります。

記事は飲食店の調査ですが、これは店舗商売や地域ビジネス全体にも通じる変化として読める内容です。記事自体も、特定の媒体だけに依存せず、多面的な露出と情報の整理がこれからの勝ち筋になると述べています。SNSだけ、Googleマップだけ、グルメサイトだけでは足りない。複数の接点で見つかる前提に立って情報を整える必要がある。そんな変化を考えるうえで参考になる記事です。ぜひご一読ください。Check it!

 

 

観光の集客は、生成AIで入口から変わる

AIに選ばれる存在 旅行市場 Travel Voice

世界旅行市場の、次の競争軸は「AIに選ばれる存在」になれているか否か、これから必須の構造転換とは? ―フォーカスライト調査(トラベルボイス)

 

観光・旅行における生成AIによる大きな変化が紹介された記事で、大きな変化は地域差ではなく「構造」にあり、その中心に生成AIがあることが紹介されています。AIが旅行の発見、計画、予約、管理の方法を再形成しており、旅行者は旅程検討の出発点としてAIを使い、企業も業務フローにAIを組み込み始めていると説明しています。さらに、米国では旅行のためにChatGPTやGeminiなどのAIツールを使う人がほぼ半数に達し、旅行者が行き先や宿泊先、行動を見つけて選ぶ方法に構造的な変化が起きていると述べています。

それを象徴しているのは、記事にある「AIを単なる機能追加としてではなく、旅行流通と顧客獲得のリセットの可能性として捉えている」という一文です。主要な旅行ブランドのCEOたちは、AIを便利な新機能として見ているのではなく、商品がどう見つかり、どう比較され、どう予約されるのか、その流れ自体を変えるものとして見ていると紹介されています。記事の後半でも、もはやGoogleの表示順位だけを競うのではなく、「AIに推薦される存在になる方法」を模索する段階に入っていると整理されています。

地方の私たちにとって大事なのは、AIは単なる便利機能ではなく、観光においても、見つけられ方や業界の構造そのものを変える存在になりつつあるということです。
これからは、旅行者が「どこに行こうか」を考える最初の入口そのものが変わります。ただ情報を載せるだけではなく、自分たちの地域や宿・体験の魅力が、検索やSNSや生成AIのプラットフォームでどう見つかり、どう比較され、どう選ばれていくのかをしっかりと考える必要があります。旅行業界の話ではありますが、地方で観光に関わる人ほど、他人事ではなく読んでおきたい記事だと思います。ぜひご一読ください。Check it!

 

 

地方・中小企業にとっての読みどころ

今回の4本に共通していたのは、単に「どう発信するか」ではなく、どう見つけられ、どう選ばれるかの前提そのものが変わってきているということです。

検索は「探す」から「答えを導いてもらう」方向へ変わり、商品は検索されて買われるだけでなく、動画を見て欲しくなる形でも動き始めています。さらに、お店選びやサービス選びも、一つの媒体だけではなく、SNSやGoogleマップ、生成AIなど複数の入口をまたいで行われるようになってきました。

観光の世界でも同じで、生成AIは便利機能ではなく、見つけられ方や選ばれ方そのものを変える存在になりつつあります。

つまり、これからは「情報を出している」だけでは足りません。
自社の商品やサービスが、誰に向いていて、なぜ選ばれるのか。それが検索でも、SNSでも、AIでも伝わる状態になっているか。今回の4本は、そのことを考える材料になると思います。

 

 次回をお楽しみに!

 

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