SNSの運用や情報発信の前提が、静かに変わり始めています。
今回は、SNSの前提が変わる中で、情報発信から最終接点までを考える4本です。
- 目的を持った企業SNSの運用
- X で起きているアルゴリズムの変化
- 静かに変わるSNSの裏側のルール
- 完璧なお問い合わせページとは
目的を持った企業SNSの運用

誰でも「SNSマーケター」を名乗れる時代、NAVICUSメディアマスターが語る「企業SNS」の在り方(MarkeZine)
地に足の着いた企業SNSの運用について紹介されています。
現在、多くの企業でSNSアカウントの乱立や放置アカウントの発生といった課題が起きているそうで、その背景には「目的が曖昧なまま手段から始めてしまう運用」があると指摘されています。
記事では、「1年後にSNS上でどう言われていたいか」から逆算する考え方が重視されています。また、SNSは売上の直接指標ではなく、好感度や想起率といった認知・関係構築フェーズで効果を発揮しやすいツールである点も示されています。
注目したいのは、SNS運用を小手先のテクニックやバズ狙いで捉えるのではなく、「コミュニティ形成の活動」として位置づけている点です。おそらく多くの企業にとってSNSは、情報伝達やお知らせといった一方向の発信の延長にとどまっているケースが少なくないのではないかと思います。しかし本来SNSは、コミュニティ形成という「双方向の場」として機能するメディアです。この視点の転換は、多くの企業にとって重要な気付きになるはずです。
SNS運用はいつ始めても、いつ仕切り直ししても問題ありません。「当社のSNSを考え直すきっかけ」として読んでみていただければと思います。Check it!
X で起きているアルゴリズムの変化

「1200のいいねが、突然500いいねに落ちた日」GMOサイン中の人が語る(アドクロ)
会社のX運用担当者が、2025年に経験した「いいね数の急減」の実体験をもとに、Xアルゴリズムの変化を考察した記事です。
当初はBtoBとしては異例の高エンゲージメントを記録していましたが、2025年5月以降、投稿内容を大きく変えていないにもかかわらず、いいね数が半減。分析の結果、Xの拡散ロジックが「初速反応重視」から「AIが拡散価値を予測する設計」へと変化し、単純ないいね数の影響力が低下しているのでは…と解説してくれています。
さらに、現在のXでは、反応の量ではなく「どのクラスタから、どの質の行動が起きたか」が重視される構造へ移行しているとも指摘。結論として、いいね数主軸の戦い方は通用しにくい局面に入っていることが示唆されています。
このように、戦略的に運用していても、アルゴリズム変更によって前提が大きく変わる可能性があることは押さえておきたいポイントです。このような現状に対して、短期指標の最適化を追い続けるのか、アルゴリズム変化が起きる前提で過度に振り回されない運用を選ぶのかは、各社の目的や体制に応じた判断になります。
X の現場で起きていることをぜひご覧になってみてください。Check it!
静かに変わるSNSの裏側のルール

新しいプラットフォームはソーシャルメディアを救えない:実際に何が変化しているのか(Search Engine Journal)
現在のSNSで起きている信頼低下やオーガニックリーチの不安定化、ユーザー行動の変化などを整理し、これらはどんなに新しいSNSプラットフォームが登場しても解決されないことを解説してくれています。問題の根本はプラットフォームの数ではなく、「注意経済とアルゴリズム中心で構築されてきた構造」そのものにあることを指摘した上で、今後は、AIが会話を要約・整理する新たなレイヤーとなり、ソーシャルの役割や接点はより分散していく可能性が示されています。
特に私が注目したのは、SNSにおける投稿者と閲覧者の関係、特に「信頼」「発見」「接触」の構造そのものが変わりつつあると整理している点です。記事の中では、リーチやエンゲージメントといった従来指標と実際のビジネス成果の乖離、ユーザーの不信感の高まり、AIによる情報仲介の進行などを挙げ、ソーシャルはなくならないものの、その裏側のルールは静かに書き換わり始めていると解説されています。
これは単なるSNS運用テクニックの話ではなく、情報発見の前提そのものが変わりつつあるという示唆として受け止めたい内容です。記事を読んでいると、「どこで」「どのように」信頼され、意思決定の場面に関与できているかという視点で自社の情報発信を見直していくことが重要なのだということを改めて考えさせられます。ぜひ読んでみてください。Check it!
完璧なお問い合わせページとは

Googleとコンバージョンのために構築された完璧なローカルビジネス連絡先ページ(Search Engine Land)
「お問い合わせページ」は単なる連絡先のページではない。そんなことに気づかされる記事です。
記事では、Googleがコンタクトページを重点的にクロール・解析しており、ローカルSEOとコンバージョンの両面で重要な役割を持つと指摘しています。多くの企業が名前・住所・電話番号とフォームだけで済ませている一方で、適切に構造化されたコンタクトページは、検索エンジンに対する信頼シグナルとなり、見込み客の問い合わせ率向上にもつながると解説しています。
注意してほしいのは、SEOの記事として紹介されていますが、これはSEOテクニックの話ではなく、「お客さまが安心して連絡できる状態をどこまで作れているか」という基本設計の見直しであるということです。多くのサイトではお問い合わせページが最も作り込みの浅いページになりがちですが、来訪者にとっては最終判断に近い重要な接点です。まずは自社の情報が正確か、Googleビジネスプロフィールと一致しているか、信頼材料が十分に提示できているかという観点で点検してみることをお勧めします。Check it!
地方・中小企業にとっての読みどころ
今回の4本を通して見えてくるのは、SNSや検索の世界では、表面的なテクニックよりも「前提そのもの」が静かに書き換わり始めているという点です。
SNSは依然として有効な情報発信の場ですが、いいね数やリーチといった従来指標だけでは実態を捉えきれなくなってきています。また、アルゴリズムの変化やAIの介在によって、「届き方」「見られ方」「信頼の形成プロセス」も少しずつ変わり始めています。
一方で重要なのは、こうした変化があるからといって、過度に振り回される必要はないということ。むしろ地方・中小企業にとっては、
- 誰に、どう認識されたいのか
- どこで信頼を積み上げるのか
- お客さまが安心して次の行動に進める情報設計になっているか
といった基本設計を丁寧に整えることの重要性が、これまで以上に高まっているとも言えます。
大きなバズや派手な成功事例だけに目を奪われるのではなく、自社の目的と体制に合った、無理のない情報発信の形を見直す。その視点で今回の記事群を読み返してみると、多くのヒントが見えてくるはずです。ぜひ、自社の現在地を確認する材料としてご活用ください。d(^_^)
次回をお楽しみに!
情報発信を見直すきっかけに
この記事を読んで「うちの情報発信もそろそろ見直す時期かも」と感じた方へ
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