地方や中小企業のネット活用に役立つ記事をピックアップして紹介しています。
みなさんの仕事の現場でお役立てください
今回は以下の4本です
- 私たちは商品とどのように出会っているのか
- SNSでお客様の声を活用する「ソーシャルリスニング」
- AI検索で打撃を受けたHubSpotの現在
- AIは、もう“仕事”だけじゃない時代へ
私たちは商品とどのように出会っているのか
AI検索時代にブランドはどこで発見されるのか──調査でわかった世代別の購買行動と効果的な3つの戦略(ECzine)
オンラインで商品を購入する際、消費者がどのように商品と出会っているのかの調査が紹介されています。どちらかというと中小企業には直接関係する内容ではありませんが、今、私たちがどのように商品と出会っているのかの大枠がわかりますので取り上げてみました。
調査結果では、Amazonや楽天といったECモールでの検索が最も多く、Google検索を上回る結果になっており、モール内検索の最適化、いわゆるMEOが非常に重要だと指摘されています。さらに、20代ではAI検索の利用率が高く、将来的にAI経由の購買行動が広がる可能性も紹介されています。
また、購買行動のタイプごとに必要な戦略が異なるという点も重要です。
「指名買い」を増やすにはリピート施策やブランドを想起させる工夫が必要、「比較して選ぶ人」にはレビューやスペック表などの情報が効果的とのこと。また、予定になかった商品を買わせる「非計画購買」では、割引やSNSでの需要喚起が効果的と紹介されています。
最近ではTikTokのように、検索せずにAIがおすすめを表示する「発見型」の購買も広がっているとの指摘も重要です。
消費者がどこで商品を探し、どう出会っているのかという大きな流れを知ることは、これからのネット活用を考える上で重要な視点になります。ECサイトで商品は販売していないという中小企業にとっても、この調査結果は色々な面で示唆に富んでいます。「検索される」だけでなく「偶然出会われる」ことも意識する必要がある、そんな変化をつかむために読んでおきたい記事です。ぜひご一読ください。Check it!
SNSでお客様の声を活用する「ソーシャルリスニング」
ユーザーの声はこう活かす! 「ソーシャルリスニング+α」でSNSを最大活用している事例3選(Web担)
次は「SNSは情報発信だけではない」というテーマの記事です。
SNSは情報発信だけでなく、「ソーシャルリスニング」、つまりSNSや口コミからユーザーの声を拾い、活動に生かす取り組みが可能であることが紹介されています。具体的に以下の例が取り上げられています。
- フェリシモは「昔のワンピースを復刻してほしい」という投稿をきっかけに復刻販売を実現
- ネスレ日本は「ゴールドブレンドのフタが開けにくい」という小さな投稿を見つけ、丁寧にサポート対応し、ユーザーの信頼を深めた
- エレコムはThreadsでバズった一般ユーザーの動画をいち早く拾い、正しい商品名を広める形で拡散につなげた
大企業の事例ではありますが、これらはすべて「情報発信」だけでなく、ユーザーの声を収集して対応した結果です。
まずは、発信するだけでなく、お客さんの声を見つけて活かすというSNSの利用方法があることを理解することがポイントです。口コミやSNS投稿の中には、商品改善や信頼づくりにつながるヒントが埋まっています。
実際には、中小企業が日常的にこのような対応をするのは厳しい面がありますが、例えば、商品開発やサービスの見直しなどのタイミングで SNS上のユーザーの声を収集することでお客様の視点を取り込むことができますので、このSNSの利用方法を覚えておくといいと思います。「声を聞く」ことが次の一手につながると学べる内容ですので、ぜひご一読ください。Check it!
AI検索で打撃を受けたHubSpotの現在
流入「80%減」 AI検索で大打撃を受けたHubSpotは、どうやって“未来の顧客”を取り戻した?(ITmedia)
以前、このピックアップ #215 にて、コンテンツマーケティングの世界的な代表格である「HubSpot」のSEOが崩壊した話題を取り上げましたが、その HubSpot が現在どのように舵を切っているのかが紹介されています。
AI検索、いわゆるAI Overviewの登場によって、HubSpot ブログへの流入は80%減少しました。CEOのヤミニ・ランガン氏はこのことを踏まえて「従来のマーケティングファネルはもう機能しない」と語っています。
注目すべきポイントは2つあります。
- 1つ目は、Google検索の60%がゼロクリックになり、サイトに来てもらえなくなったこと
これにより「トラフィック・アポカリプス」(トラフィックの終焉 の意)と呼ばれる深刻な状況が起きています。 - 2つ目は、HubSpotがそこで打ち出した対応策
ブログ一辺倒をやめ、ポッドキャスト・ニュースレター・YouTube・LinkedIn・Instagramといった複数のチャネルに投資しました。その結果、新しい入り口からのリードは2倍以上に増加。さらに、AI経由のリードは従来よりも3倍高いコンバージョン率を示しているといいます。
SEOを進化させて、生成AIでも自社のことが掲載されるようにするAEOやGEOという取り組みが話題になっていますが、それだけが生き残りの手法ではありません。お客様との出会いを「検索」だけに頼るのではなく、SNS、動画、音声、メールなど色々なチャンネルに求める手法は中小企業においても非常に有効ですし、(まだ何がどうなるのかわからない GEO に全力投資よりも)私もそれをおすすめします。
まずは、検索の世界に何が起きているのか、コンテンツマーケティングの世界的巨匠にどんなことが起き、その結果どう路線変更しているのかを知っておくことは、地方・中小企業にとっても多くの学びがあります。ぜひご一読ください。Check it!
AIは、もう“仕事”だけじゃない時代へ
AIは「検索」だけでなく「恋人」にもなる? 各国から見えたAIの使われ方4分類【AI as Media】(Web担)
生成AIの利用は、もはや一部の先進企業やIT業界だけの話ではなくなっているばかりか、私たちの日常の暮らしの中にどんどん浸透し、新しい利用の世界が広がっていることが紹介されています。
調査結果によると、東京では5割以上、ロサンゼルスやロンドンでは7割、上海では9割以上の人が生成AIを利用したことがあるとのこと。しかも、勉強や調べものだけでなく、買い物や趣味、さらには日常の感情のはけ口としてもAIが使われていて、まるで生活の一部になりつつあるのです。
※記事には関係ありませんが、私の子どもも試験勉強に生成AIを利用しています。
教科書や資料集をPDFにしてAIに読み込ませ、そこから記述式の問題を複数作成し勉強しています。本人曰く、「いい問題が出題される」そうです。
注目すべきポイントは、AIが「情報を届ける存在」から「生活者と共に生きるパートナー」へと変化していることです。検索や作業効率化のツールにとどまらず、相談相手や心の支えにもなっている。そして、AIが重要な情報の入り口になっていくほど、企業はAIに自社を正しく理解してもらうことが欠かせなくなります。
ここで重要なのが「SEOの延長では不十分」という点です。検索結果に上げるための表面的な改修ではなく、製品スペックや価格などの構造化データ、ユーザーの口コミや体験談といった非構造化データを整理し、AIに提供する「データプロバイダー」としての発想が求められているそうです。
私たち中小企業にとっても、この動きは無関係ではありません。
AI検索やAIエージェントが当たり前になる時代には、どの情報を整理して伝えるかで、AIに選ばれるかどうかが決まってきます。小さな企業だからこそ、専門的な知識やお客様の声といった「リアルで価値あるデータ」を整備しておくことが差別化につながります。
生成AIが、単なる「作業の効率化」「データ分析」「文章作成」というレベルを超えて、私たちの暮らしの一部になってきている現在の姿をぜひご一読ください。Check it!
次回をお楽しみに!
この記事の内容は、ポッドキャストでもわかりやすく解説しています。
通勤や作業の合間に、耳で聴いて理解を整理したい方におすすめです。ぜひ合わせてどうぞ♪
🎧 ポッドキャストで聴く:この記事のポイント
情報発信を見直すきっかけに
この記事を読んで「うちの情報発信もそろそろ見直す時期かも」と感じた方へ
私たちビーチューでは、地方・中小企業のための 「Web活用・情報発信 無料相談」 を行っています
AI検索やSNSの最新の流れを踏まえながら、御社のサイトや発信の現状を一緒に整理し、次に取るべき一歩 を明確にしていきます
営業や勧誘は一切ありません。お気軽にどうぞ
こちらの記事もおすすめ!
ネット活用のヒントを配信中!
ネット活用のヒントを check!!
- 地方・中小企業の皆様 …… 今、目の前にあるチャンス! & 売れる仕組み作り
- 自治体サイト担当者様 …… 自治体ホームページの課題と可能性を知る
- 観光に関わる皆様 …… ネット活用の "もったいない!" 事例を紹介











