地方や中小企業のネット活用に役立つ記事をピックアップして紹介しています。
みなさんの仕事の現場でお役立てください
今回は以下の4本です
- SNSの投稿を分析して企業戦略に活かす
- 採用にオウンドメディアを利用するポイント
- FacebookページのSEO
- AI時代でも変わらない大切な原則
SNSの投稿を分析して企業戦略に活かす
【マーケター即実践のプロンプト】インスタ、Xの口コミ投稿を分析→戦略立案に生かすには(ITmedia)
XやInstagramに寄せられた口コミや感想投稿を、生成AIで分析し、商品の販売や情報発信に生かす方法が解説されています。
一般的に、SNSは「情報発信やお客さんとのやり取りの場」であり、また生成AIは「文章を作ったりアイデア出しをする道具」と認識されていますが、今回の記事では、SNS を「お客様の現場の声を拾う場」、生成AI を「その声を整理・分析する道具」として利用しています。まずは、SNS は情報発信だけでなく、お客様の声を拾う場でもあるということに気づいていただくこと、そして生成AIを利用してこれらを整理・分析できるという事実を知っていただくことが重要です。d(^_^)
記事では、実際に使える生成AIのプロンプト(指示文)例を挙げてくれていますので、そのまま利用することもできます。また、生成AIを利用して整理・分析することで、次のようなことが可能になります。
- Xに集まった感想投稿を生成AIで分析し、「商品のどの点が好評か」「どんなタイプのユーザーがいるか」を分類し、それぞれに合った訴求軸やコピーまで導き出せる
- Instagramに投稿されたUGC(ユーザー生成コンテンツ)をAIに分析させることで、「お客さんが実際にどう商品を使っているか」を整理し、次の投稿やキャンペーンのアイデアにつなげられる
これらのことは、SNSの投稿が多くの人に見てもらえた or Not という単純な評価軸ではなく、中小企業や店舗にとって有益な経営情報をえることができることを意味しています。
加えて、大きなポイントは、これまで大企業しか予算をかけてできなかったような“マーケティング調査”が、SNS上の情報と生成AIを組み合わせることで、中小企業でも実現できるようになっているということです。自社の商品はもちろん、競合他社の商品やサービスについても、無料で! 分析のヒントを得られるわけですから、これは大きな大きな活用の可能性があることは間違いありません。
中小企業にとって重要なのは、SNSが「ただ発信する場」ではなく「お客さんのリアルな声を集め、分析する場」として使える点。そして生成AIは「記事を書く道具」だけでなく、「大量の口コミを整理して、次の一手を考える道具」として役立つ点です。こうした視点を持つことで、限られたリソースでも効率的に戦略を立てられる可能性が広がります。そのような大きな視点をもちながら、ぜひご一読ください。Check it!
採用にオウンドメディアを利用するポイント
「オウンドメディアの目標数値は設定しない」フラーが徹底する定性効果の見極め(MarkeZine)
今回ご紹介するのは、採用用オウンドメディアの活用方法についての記事です。オウンドメディア(≒ブログ)というと、商品やサービスの集客のために使うものと考えがちですが、実は「採用広報」にも活用できます。求人広告を出すだけでなく、社内の雰囲気や働き方を伝える記事、いわば「社内ではたらく様子を紹介するブログ」を通じて、自社に興味を持つ人を増やしたり、応募者とのマッチングを高めたりする手法です。
この記事の事例では、数値目標を細かく設定するのではなく、応募の質や自社との相性を重視するために、あえて「数値目標は置かない」という判断がされています。極端に言えば「1PVでも良い」と言っています。なぜなら、たとえたくさん応募があったとしても、自社に合わない人が短期間で辞めてしまえば、それは企業にとって大きな損失だからです。それよりも、自社の文化や雰囲気に共感し「ここで働きたい」と思ってくれる人と出会えることが、経営者にとって本当に価値のある成果です。
さらに記事では、取材に出たくない社員は出さないようにする、社員の言葉はできるだけそのまま伝える、社内スナップ写真でも十分に伝わる…など、自社の魅力を伝える具体的な取り組み方も紹介されています。
地方の中小企業にとっても、この記事には大きなヒントが詰まっています。
求人広告だけに頼るのではなく、日々の取り組みや社員の姿を記事として発信することで、「数は少なくても本当に合う人」とつながる可能性が高まります。採用に悩んでいる企業にこそ読んでいただきたい内容です。ぜひご一読ください。Check it!
FacebookページのSEO
FacebookプロフィールをGoogleで上位表示させる方法(Social Bee)
Facebookページを Google検索でも出るようにする、それがこの記事のテーマです。Facebookページを持っている企業やお店は(以前よりも少なくなってきたとはいえ)まだまだ多いかと思いますが、Facebookは Facebook 内だけのコミュニケーションと切り離して考えてしまっている方が大半…。 Facebookページを Google検索 とつなげて考えたことなどない方が圧倒的なはずです。実際、日本国内で、Facebook と Google検索に関する情報は他に比べると圧倒的に少なくなります。
今回紹介する記事では、この、Facebookページを検索に強くするための基本的なSEO施策 が紹介されています。
具体的には、以下のような内容です
- ページ名とユーザー名をシンプルに整えること(ブランド名と一致させる)
- 紹介文(Intro)に事業内容や地域名を含めること
- 画像にaltテキストを入れること
- お客さまレビューを集めてコンテンツとして活用すること
- 定期的に更新し、ページを「動いている状態」にすること
このように Facebookページを整えることで、Google検索にも表示されやすくなります。検索結果に名前がしっかり出てくるかどうかは、企業の第一印象を大きく左右します。
地方の中小企業にとっては、自社サイトに加えてFacebookページも検索に出やすくしておくことで、発見されやすさや信頼性を高められる というメリットがあります。SNS投稿は流れていきますが、検索結果は長く残るので、ページを整える価値は大きいといえます。
もちろん必ず実施する必要はありませんが、「Facebookページを整える=検索に出る会社になるための第一歩」という視点で、手が回る方は実施してみてはいかがかと思います。
英文の記事ですので、翻訳機能を利用してご覧ください。Check it!
AI時代でも変わらない大切な原則
AIの先を見据えて:常に重要となる9つの原則(Search Engine Land)
生成AIの登場によって、人々の検索や情報の探し方が大きく変わっています。「AI Overviews」や「AI mode」 のような新機能で露出が増える一方、クリック数は減り、検索順位が上がってもアクセスが減るケースも出てきています。加えて、今では検索エンジンだけでなく、SNSや広告、AIツールなど、「発見の経路」「お客様と出会う場」がこれまで以上に分散してきています。
一方で、ネット上にあふれる情報は「新しい手法」の紹介。しかも「新しい小手先手法」に過ぎないものも数多くあります。
そのような中、記事では、そんな変化でも揺るがない「9つのマーケティングの基本原則」が紹介されています。
言ってれば、「環境がどんなに変化しようと、やっぱり、この視点を外しては何も生まれないよね...」ということです。d(^_^)
9つの中からいくつかポイントを紹介すると...
- 検索意図に合った情報提供
例えば「地元でランチができるお店」と調べる人には、営業時間や場所、メニューがすぐにわかるページが必要です。意図に沿わない情報は見てもらえません。 - ブランド認知とロイヤルティ
たとえば工務店なら「この会社は地域密着で安心できる」と伝わるストーリーを積み重ねることが、長期的に選ばれる理由になります。価格だけで競うのではなく、独自の強みを繰り返し発信することが重要です。 - 顧客体験や信頼性
レビューへの丁寧な返信が信頼を育てます。口コミや体験談が広がれば、AIや検索エンジンがブランドを「信頼できる情報源」と認識し、紹介されやすくなります。
地方の中小企業にとって、AIやプラットフォームの仕組みは変わり続けますが、顧客が求めることに応え、信頼を積み重ねる姿勢は変わりません。
ウェブサイトやSNSの運用でも、この基本を外さないことが、結果として「地域で選ばれる会社」につながります。
環境が大きく変化している今だからこそ、ネット上にあふれる情報に右往左往することなく、原点に立ち返る。そんな視点で、ぜひご一読ください。Check it!
次回をお楽しみに!
この記事の内容は、ポッドキャストでもわかりやすく解説しています。
通勤や作業の合間に、耳で聴いて理解を整理したい方におすすめです。ぜひ合わせてどうぞ♪
🎧 ポッドキャストで聴く:この記事のポイント
情報発信を見直すきっかけに
この記事を読んで「うちの情報発信もそろそろ見直す時期かも」と感じた方へ
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