地方や中小企業のネット活用に役立つ記事をピックアップして紹介しています。
みなさんの仕事の現場でお役立てください
今回は以下の4本です
- AI検索で検索行動はどう変わっているのか?
- HubSpot が進める「AI検索」への対応
- サイバー攻撃を受けると社内で何が起こるのか
- シニア・インフルエンサーに注目する
AI検索で検索行動はどう変わっているのか?

ゼロクリック時代の新GEO・AI SEO AI経由の流入分析で解き明かす、要約後も人が訪れるコンテンツの条件とは? 【ヴァリューズ×note共同調査】(ヴァリューズ)
今回ご紹介するのは、「AI検索時代のコンテンツの発見・信頼・訪問の構造」に関する調査です。
検索結果に AI の要約が表示されることで、ユーザーがサイトに訪問しない「ゼロクリック」が増えている、という現状が紹介されています。
まず調査では、検索自体は減っていないものの、実際にサイトへアクセスされる割合は 36.5% にとどまり、63.5% がゼロクリックであることが示されています。つまり、検索はしているけれど、ページは読まれない状況が進んでいるということです。
その中で、note は一般的に想定されるよりも 約4倍多く AI経由の訪問を獲得しているという結果が出ています。Note に投稿される記事群と構成がAI に引用されやすく、さらにそこから実際に読みに来られやすい、という特徴を持っているからのようです。
また、AIに引用され、読まれやすい記事には共通点があることも指摘されています。
ひとつは、書き手の経験や専門性に基づいた深い記事であること。もうひとつは、見出しや目次が整理された、構造が明確な文章であること。
表面的なまとめではなく、実際の経験に裏打ちされた情報が重視されている、ということです。
さらに、SEOとAI流入は別の動きをすることも興味深い結果です。つまり、SEOで上位にいなくても、AI経由で読まれることがあるということ。またこの調査では、AI検索においては、検索順位ではなく、書き手の信頼性、トピック周辺での評価が、訪問行動に影響していると指摘しています。
AI検索は、これまで私たちが20年間親しんできたサイト検索とは、その仕組みが大きく異なります。
当然ながら、そこに情報を読み込む仕組みや、表示させる仕組み(ロジック)もこれまでとは全くことなります。この調査結果はまさにそのことを示していると言えます。今後、AI検索が主流になることは確定していますので、これまでのサイト検索とはどのように変わるのかという視点でぜひこの調査結果を見ていただきたいとも思います。逆に言えば、AI 検索時代にどう情報を届けていくべきか、という視点で見るという事でもあります。Check it!
HubSpot が進める「AI検索」への対応

AI検索、コンテンツ戦略、AEO成功指標について語るAja Frost(Search Engine Land)
次に紹介するのは、HubSpot のグローバル成長責任者が語った、SEOから「AEO(Answer Engine Optimization)」へと戦略を転換している理由についての記事です。
Google や ChatGPT のような AI は、検索結果を「ランキング」ではなく、「回答」という形で提示します。そのため、HubSpot では、従来の「検索結果で上位を取る」ことではなく、AIの回答の中に含まれることを重視する「AEO」という考え方を採用しています。
記事の中で特に注目すべきポイントは3つです。
1つ目は、コンテンツの作り方が変わっていること。
広く浅い内容ではなく、特定の人・特定の場面に深く役立つ内容が重要になると述べられています。
2つ目は、評価指標が「アクセス数」ではなく「可視性」になっていること。
AIにどれだけ回答として引用されているかが成果の中心になります。
3つ目は、自社サイト以外における評価が「リンク数」ではなく「ブランドがどこで語られているか」になること。
YouTubeやRedditなど、「人が語る場」が影響するとされています。
1つ目の記事とも重なりますが、AI検索時代はこれまでの サイト検索とは異なる仕組みで情報(回答)が表示されるようになります。当然ながら、検索結果に自社や自社のサービスが登場し、お客様に選んでいただくための「やり方・考え方」もこれまでとは違ってきます。
焦って今すぐ対策する必要はありませんが、いずれは、中小企業でも対応が必要となり、特に「誰に何で選ばれている会社なのか、その証拠となる経験や事例をきちんと文章として掲載する」というレベルの情報発信が求められます。
SEOに強い HubSpot でさえ戦略の見直しが進んでいる。そうした動きが、今何を示しているのかを知るうえで有益な内容です。ぜひご一読ください。Check it!
サイバー攻撃を受けると社内で何が起こるのか

兵庫県の物流会社が、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたとき、現場で何が起きたのか、社長自身が語った記事です。
ある日突然、社内システムがすべて使えなくなり、1億件以上のデータの一部が失われました。送り状の印刷や請求書の発行といった物流の根幹業務が止まり、事業は停止。取引先からは「いつ再開できるのか」という問い合わせが相次ぎ、現場は混乱し続けました。
記事のポイントは3つです。
1つ目は、サイバー攻撃は「予兆なく突然」起きること。「自分の会社は関係ない」と思っていた社長自身が、一瞬で状況が変わったと語っています。
2つ目は、復旧には膨大な時間と費用がかかるということ。最終的な損害額は17億円、復旧まで約50日。社長は「間違ってもいいから即断・即決するしかなかった」と振り返っています。
3つ目は、被害を前提に備えておくことが重要ということ。どんな防御をしていても攻撃される可能性はあるため、「復旧に何日かかるか」を事前にシミュレーションしておく必要がある、としています。
圧倒的多数の会社は、サイバー攻撃を「他人事」と理解しているはずです。でも、突然、自社に降りかかり、一瞬にして経営問題に発展するということがわかります。経営者こそ、この記事で語られている「現実」を知っておく必要があります。Check it!
シニア・インフルエンサーに注目する

ソーシャルメディアコンテンツクリエイターの驚くべき新たな層(Forbes)
記事では、InstagramやTikTokなどのソーシャルメディアにおいて、60歳以上のシニア世代のインフルエンサーが増えていることが紹介されています。いわゆる「グランフルエンサー」と呼ばれる人たちです。彼らは、自分の経験や生活の知恵、人柄に基づいた発信で、多くのフォロワーから支持を集めています。
記事の中で私が注目したのは2つ。
1つ目は、シニアがソーシャルメディアを積極的に使っているという事実です。アメリカでは、62歳以上の人のうち6,000万人以上がSNSを利用しており、その中で900万〜1,200万人が、動画やブログなどのコンテンツを自ら発信しています。
日本だと、Facebookを利用して、そもそもの知り合いと日常の情報共有をしているというイメージが強いのですが、それとはまた違った使い方が始まっているとも言えます。
2つ目は、この層は今後さらに重要な発信者になると考えられていることです。ブランドや企業は若い世代を中心にマーケティングを行いがちですが、シニア世代は世界中で存在感を増しており、SNS上で活発にコミュニケーションを楽しんでいます。
つまり、「SNSは若者だけのもの」ではない、という視点を持つことが必要そうです。
地域の中でも、人生経験のある人やシニア層が、自分の言葉で発信することに価値があります。それは広告では届かない「信頼」につながります。
中小企業から見ると、自社のお客様や地域の人の中にも、発信の担い手になってくれる人がいる、ということでもあります。この記事は、そうした可能性に気づかせてくれる内容です。そんな視点でぜひ読んでみてください。Check it!
次回をお楽しみに!
この記事の内容は、ポッドキャストでもわかりやすく解説しています。
通勤や作業の合間に、耳で聴いて理解を整理したい方におすすめです。ぜひ合わせてどうぞ♪
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