地方や中小企業のネット活用に役立つ記事をピックアップして紹介しています。
みなさんの仕事の現場でお役立てください
今回は以下の4本です
- SEO と GEO/AEO の現在
- 中小企業こそ「コンテンツマーケティング」
- 生成AIでお客様の声を活かす
- ChatGPTに「図解」を作ってもらう
SEO と GEO/AEO の現在
「AEO」は「SEO」とどう違うのか(Growth Memo)
何か課題やわからないことがある時、Googleで検索するだけでなく、生成AIを利用して直接回答を得る行為が増えています。「ググる」のではなく「生成AIに尋ねる」ということです。
それに合わせて、情報発信(企業)側では、これまでの「SEO」ではなく、回答エンジン最適化という考え方が登場してきています。GEO (Generative Engine Optimization) や AEO (Answer Engine Optimization) と言われるものです。
背景にあるのは、AIの回答に社名や自社製品の情報が含まれていなければ存在しないのと同じになってしまうこと。これはかつて、「ホームページを公開しても、Googleに載っていなければ存在しないのと同じ」と言われていたのと同じ現象です。この内容については、このピックアップでも何度も取り上げているないようです。
では、「今現在、Google と ChatGPT とで検索(調べもの)をした場合にどのような違いがあるのか」ということを調べたものが、今回取り上げている記事です。
記事では、実際に「クレジットカード(金融分野)」「イヤホン(テクノロジー分野)」「CRM(ソフトウェア分野)」「ハンドバッグ(ファッション分野)」という4つのジャンルについて、Google と ChatGPT でのあらわれ方を比較検討しています。その結果、Google検索で上位の会社が、必ずしもChatGPTで紹介されているわけではないとわかりました。
この結果を GEO / AEO という視点で見ると、「SEOだけでは足りない可能性がある」ということになります。
とはいえ、今すぐに「SEOからAEOへ完全に切り替えましょう」という話ではなく、生成AI にはまだ不確定要素が大きいので、ChatGPT最適化が世の中的には注目されているが、まだ様子見の段階だと解説してくれています。
かなり専門的な内容の英文の記事ですが、ご興味ある方は翻訳機能を利用してどうぞ。Check it!
中小企業こそ「コンテンツマーケティング」
実は中小企業の方がコンテンツマーケティングに有利。その理由と成功事例(バズ部)
記事や動画を通してお客様を獲得する「コンテンツマーケティング」は、中小企業こそが取り組むべきだということが、成功事例とともに紹介されています。
中小企業こそ有利と言える理由として次の5つが紹介されています。
- GoogleやYouTube は企業の規模や知名度ではなくコンテンツの質を評価する
- 中小企業は大企業より尖ったコンテンツを作りやすい
- 資金力や大規模なチームがなくても実践できる
- 元の売上に対する伸びしろが圧倒的に大きい
- 採用コストが下がり、確度は上がる
また、実施する際のポイントとして次の4つが指摘されています。
- 徹底的に品質にこだわり、ユーザーの行動変容につながるコンテンツを作る
- 代表が自らコンテンツを制作する
- 自社の知見やノウハウを惜しみなく公開する
- 最初は極めてニッチな領域でコンテンツを展開する
特にこの中でも「徹底的に品質にこだわる」ということが重要で、「大げさでなく、日本一を目指す」ことが必要とのこと。
「小さいからこそ勝てる」という考え方、かつ、生成AIで手軽に記事を量産して…という安直ではない王道の考え方ををぜひご覧ください。Check it!
生成AIでお客様の声を活かす
生成AI活用で進む アパレル大手アダストリアの「スタッフ全員マーケター化計画」とは?(ITmedia)
アパレル店舗で、生成AIを利用してお客様の声を拾い、分析して商品開発に活かしている事例が紹介されています。これまで店長やスタッフが紙を利用して報告していたものを、お客様のやり取りを録音することで自動的に分析できるまでの流れを構築しているとのこと。この仕組みにより、店舗スタッフ全員がマーケティング担当者としての役割を果たすことになるそうです。
もちろんこのような仕組みを構築するには大きな費用が必要になりますが、業務効率化以外に生成AIの活用が進まない中で、「こういうことにも生成AIが利用できるんだ!」という気づきが得られる事例かと思います。
ぜひご覧ください。Check it!
ChatGPTに「図解」を作ってもらう
ChatGPT画像生成(o3)で「パワポ並み」図解を生成。たった5行のプロンプトと、スキマ時間でできる効率的な運用方法を解説(たてばやし淳)
「図形資料・図解」の作成は、仕事の現場でも時間がかかる作業の一つです。特に「どのように図で説明したらいいんだろう…?」という部分や、図を作るための素材画像を探す時間、線を引いたりして作図する時間など、かなりの手間がかかってしまいます。
記事では、このような時に便利な、「ChatGPT を活用した作図方法」が紹介されています。
ただ、ChatGPT も万能ではないので、思い描いたような図形が得られなかったり、文字化けしてしまっていたりと、こっちはこっちで手間がかかることもあります。
記事では、そのようなことをできるだけ回避するために、作図のための指令文(プロンプト)例や、とにかく量産してもらった中から良いものを選ぶなど、具体的な進め方が解説されています。
ご覧いただいてぜひ実際にためしてみてはいかがでしょう。Check it!
次回をお楽しみに!
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