地方や中小企業のネット活用に役立つ記事をピックアップして紹介しています。
みなさんの仕事の現場でお役立てください
今回は以下の4本です
- アルゴリズムによるSNS最適化の現状を知らない、6割
- かつてのSNS、現在の SNS
- SNSの変化と私たちが見ている情報
- YouTubeが占める利用時間シェア
アルゴリズムによるSNS最適化の現状を知らない、6割
SNSの情報がアルゴリズムで最適化されていることを「知らない」が6割超 年代別では?(ITmedia)
「SNS情報の信用度」に関する調査です。どのメディアが信用度が高いと思うのか、どのSNSが信用度が高いと思うか、また、SNSで見た情報に対して事実確認(ファクトチェック)をするかどうか、などについて紹介されています。年代によっても結果が異なるところが興味深いです。
中でも「SNSのアルゴリズムがユーザーごとに表示内容を最適化していることを知っているか」という問いに対して、64.9%が「知らない」と回答していることが特筆に値します。年代別で見ると、若い人は半分ぐらいが「知っている」のに対して、50代・60代では「知っている」が約2割になってしまいます。
このピックアップでも何度も取り上げているように、現在の SNS は、かつて私たちが利用していた SNS とは仕組みが大きく変わったものになっています。と同時に、利用側がそのことを理解していないと大きな勘違いや思い込みが起きてしまう可能性も秘めています。ですから
- 今のSNSがどういう仕組みなのか
- それを知らない人が6割にのぼる
ということをしっかりと頭の片隅においていただきたいと思います。2本目・3本目の記事と合わせて、Check it!
かつてのSNS、現在の SNS
「mixi2」で元に戻れる?SNSが牧歌的だった時代の終焉とAIの脅威(ダイヤモンドオンライン)
これまでの SNS の歴史を踏まえ、かつてのSNSがどのようにして現在のSNSに変わってきたのか、現在のSNSの課題は何なのかなど、SNSにまつわる大切なことがまとめられている記事です。かつてのSNS をこの記事では「牧歌的」と表現しています。少し長い記事ですが、SNSを利用する誰もが知っておいた方がいい内容ですので、ぜひご覧ください。Check it!
SNSの変化と私たちが見ている情報
収益目的の「切り抜き動画」に違法性は?──2024年主要選挙とメディア #SNSの功罪(Yahoo!)
新しい形のSNSが選挙でどのように活用されてきたのか、切り抜き動画で収益を上げている方へのインタビューを通して紹介されています。以下の解説がSNSと選挙の関係を的確に表してくれています。
LINEやFacebookといったSNSは誰と誰がつながっているという人間関係に基づくコミュニケーションツールです。それをネット戦略の中心としている政治家は今でもいます。しかし、YouTubeやTikTokといった動画メディアは、人間関係ではなく、コンテンツ単位での関係性です。そうしたSNSでは、『いいね』と感じたユーザーの好みに近いコンテンツを、システムがアルゴリズムで提供していく。SNSと言っても両者は同じではないのです。ネット選挙の中心は、発見するツールである動画のSNSに移行しているのです
記事では、選挙とSNS の関係であったり、法的な対応の遅れなどについて指摘していますが、私たち中小企業としてはさらに一歩進んで、現在の人々(私たち)がどのような情報環境に置かれているか、どのように情報収集をし意思決定をしているのかという視点でこれらを見る必要があります。こちらも長い記事ですが、ぜひご覧いただきたいと思います。Check it!
YouTubeが占める利用時間シェア
インターネットサービスの利用時間シェア、YouTubeが約4割を占める/ニールセン デジタル調査(MarkeZine)
日本のネット利用時間の37%をYoutubeが占めているとのこと。ネット利用の全体がわかりますのでどうぞご覧ください。Check it!
次回をお楽しみに!