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ネットの活用で、地方が変わる

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          ネットの活用で、地方が変わる!

           ~地方はネットをこう使え~

                          2014/12/26
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みなさん、こんにちは。
ビーチューの雨宮です。

あっという間に年末。
今年は特に、年末が2日少ないのでクリスマスの終了と年の終わりが一緒に
なったかのようで特にバタバタされている方も多いのではないでしょうか。
私もその一人です…(>_<)

今回もみなさんからお寄せいただいたご質問からピックアップして
お届けいたします!

取り上げてほしい質問がある方は、お気軽にお寄せくださいね♪ (^_^)/
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■今週の質問━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃Q┃観光サイトの勘所はあるのでしょうか?
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

観光ホームページをどのようにしていったらいいのか悩んでいます。
今後の地方のことを考えた時に何か勘所のようなものはあるのでしょうか?


┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃A┃どこも試行錯誤。だからチャレンジしてみることが大切♪
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

正直、私も色々と試行錯誤で「これが正解!」というものは残念ながらない
ように思います。とは言えそれでは回答になりませんので、私の基本的な考
え方をご紹介したいと思います。
(詳しく書くと相当長くなってしまいますのでポイントを中心に)


●これまでの「観光サイト」の位置づけ

これまでの観光サイトは、簡単に言うと「観光事典」です。
その地域の観光情報が「網羅されている」ということが求められました。
「遊ぶ」「食べる」「泊まる」などの切り口で、観光施設や観光スポットを
分類し、網羅するというスタイルですね♪d(^_^)

予算をかけられるところは、ここにコンテンツマネジメントシステム(CMS)に
よる管理が加わり、効率的に観光スポットを登録できるようになりました。
さらに予算をかけられるところでは、興味ある観光スポットだけを選んで、
「マイルート」地図が生成されるような仕組みを作られたところもあります。

ここでのポイントは、3つ。

一つ目は、「事典として調べる」ということに軸足があるということ。

二つ目は、情報として掲載されているだけ(数行の説明とリンク先だけ、など)
で「魅せる」のではなく文字通り「事典」になってしまう傾向があるということ。

三つ目は、その自治体が管轄する範囲でしか観光情報を提供できない(しない)
が、実際に観光や旅行で訪れる方は自治体の管轄範囲とは全く関係なく移動
しているということ。


つまり、これまでの観光サイトは「調べに来たら情報は出ている」というスタ
ンスだと言えるかもしれませんね。いい悪いではなく、これまではそういうこ
とが求められていましたから、求めに応じてそうなっていたのだと言えます。


●これから求められる切り口

観光やネットの利用を考えた時に、これまでと大きく違っていることが2つあ
ります。何かわかりますか?

1つ目は、その観光地(地域)に関する情報は、これまでは観光地側・主催側・
ホスト側が一方的に発信しているだけでしたが、今は、「その地を訪れた方
が色々な情報を発信している」ということです。

例えば、スキー場。訪れたスノーボーダーがヘルメットに小型カメラを装着
して滑った映像がYoutubeにたくさんアップされています。海でも山でも遊園
地でもその様子が写真やブログなどで紹介されていますし、twitterやFacebook
などでリアルタイムに情報を出している人もいます。

2つ目は、多くの方がスマートフォンを持って観光地に訪れて、その都度、
情報を調べているということです。私の地元にある道の駅でも「どこか食べに
いくところないかな?」「立ち寄れるところないかな?」と調べている方を
良く見かけます。


このようなネットの利用のされ方の変化を前提に考えてみると、いくつかの
可能性が見えて来るかと思います。


まずは、主催者側が一方的にコンテンツを作って発信するだけではなく、
そこを訪れた方が発信している情報を活用しながら「どんなに魅力的なとこ
ろなのか」を総合的に表現していく、ということができます。

例えば、↓では、ここ富士見町周辺を訪れた方や地元の方がアップされている
素敵な写真が地図に掲載されています。
http://goo.gl/SVKkg8

この地図を私は、ここ富士見町の観光サイトで実際に利用しました。
http://www.town.fujimi.lg.jp/kanko/takeapicture.html

上記の例は単に機械的に組み込んでいるだけですが、もっと工夫すれば、
FMのディスクジョッキーのように、訪れた方がアップしている画像を映像を
コメントとともに紹介していくという新しい形の紹介の仕方も考えられますね♪

このことを一言で言うと、「観光事典」から「メディア」へと、その性格が変
わっているということ。d(^_^) 観光サイトに携われらている方のほとんどの
方は「メディア」を作っているという意識はほとんどないと思いますが、観光
サイトは実は、広告でも事典でもなく「メディア」として成り立つんです♪


2つ目は、訪れている方がスマートフォンで調べるということに関係します。
皆さんもほぼそうだと思いますが、旅行に行ったり観光地に行ったりして何
か調べようと思った時に、その地域の自治体の観光サイトのアドレスを調べ
てアクセスするでしょうか…? 多分しないはずです…(^^;。googleマップ
を利用したりして周辺の情報を検索するのではないかと思います。

こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、このような状況でまったく利用
されないし期待もされていない…ということです…(^^;。
(そもそも、旅先の自治体名すら知らないという方がほとんどかと…(^^;)

ここで考え方は2つにわかれます。
そういう状況でも利用しもらえるような観光サイトにしよう!というものと、
観光サイトだけで対応できるわけではないのだから、観光スポットがGoogleの
検索などでちゃんと表示されるようにネット上の全体の情報をできるだけ最適
化しよう!というもの。
(これらどっちが正しいというわけはありません。)


3つ目に「情報の切り口」という可能性があるのですが、こちらもものすご
長くなってしまいますので、別な機会にブログなどで紹介したいと思います。
(ごめんなさい…)


●本当に大切なのは...

このように見て来ると、「観光事典」スタイルではない別な可能性があること
がおわかりいただけるのではないかと思います。もちろん従来のような「事典」
のスタイルは今でも必要ですし、これがないとそもそも始まりませんが、
情報が出ていればいい…という時代ではない、ということです。

そして、今回の話の中で、「見た目のデザイン」や「システム」という内容
が全く出てきていないこともポイントです♪d(^_^) 観光サイトと言いながら
も、具体的にどう作り込むのかではなく「観光の情報戦略」という一つ上の次
元で考える必要が出てきている、ということです。

ですから、そもそもそれを考える担当の方がいらっしゃらないと進まない…
ということでもあります。この視点で考えられる方にプロジェクトに参加して
いただく、もくしは職員の方がその視点で考える、どちらかが必要になるかと
思います。


ここから小さい声でお話しします。d(^_^)

こっそり…

「そういう担当がいらっしゃるところはまずありませんので、
 今なら先にスタートした者勝ちです」

※下記のバックナンバーではもう少し具体的な切り口で紹介しています。
 よろしければ合わせてご覧ください。

  富士見町観光サイトをリニューアルさせていただきました。
  http://www.be-chu.com/magazine_archive/358-magazine_20130501.html


というわけで、今回はこれを覚えてくださいね! 

●観光地サイトはちょうど曲がり角。
  「メディア」という視点で考えてみよう! d(^_^)


■今週のピックアップ━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

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■世界の動きに翻弄される地方

 実は2014年に終結していた?--ブラウザ戦争の現状をおさらい
 http://japan.zdnet.com/article/35058241/

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インターネットが登場して以来、「ブラウザ戦争」というものがずっとついて
まわってきました。今、それがどうなっているのかが数日前の記事で紹介され
ていましたので、ピックアップ!

ここでも利用者の環境の変化が「ブラウザ戦争」の勝負に大きく影響している
ことが見て取れます。

テクノロジーが関係する分野では、オセロのコマが一気に黒色にひっくり返る
ように、ついこの前まで白色だったのに!ということが起きます。

だから楽しいですし、いつでもチャレンジできるということですね♪d(^_^)

               皆さま良いお年をお迎えください。

                 それではまた次回をお楽しみに! (^_^)/
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【発行元】株式会社ビーチュー
     http://be-chu.com/
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     〒399-0213
     長野県諏訪郡富士見町乙事5162
     TEL : 0266-75-2076 (受付 : 平日 10:00-17:00)

【発行責任者】雨宮伊織 Amemiya Iori
    
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