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Be-Chu' s Perspective

 

「インスタグラムのアルゴリズム」について、Instagram の最高責任者 Adam Mosseri 氏が 自身のインスタグラムで解説してくれています。
曰く、「Instagramのランキングの仕組みについて、クリエイターがプラットフォームを最大限に活用できるように、いくつかの動画シリーズで分かりやすく解説します」とのこと。

早速、どのような解説がされているのか見てみます。

 

 

Instagramの2つのランキングと影響する3つの要素

 

全体的に見ると、Instagramには2種類のランキングがあります。

  1. つながっている人(あなたをフォローしているアカウント)
  2. つながっていない人(まだあなたをフォローしていないアカウント)

どちらの場合も、ランキングに最も影響を与える上位3つの要素は以下の通りです:

  1. 視聴時間
  2. いいね数
  3. シェア数(投稿が他の人にシェアされた数)

 

そのため、インサイトを見るときは、以下の指標に注目してください:

  • 平均視聴時間
  • リーチあたりのいいね数
  • リーチあたりのシェア数

 

ポイントとして、「いいね」はつながっている人との関係において少し重要度が高く、 一方で 「シェア」はつながっていな人との関係において少し重要度が高いという違いがあります。

とのこと。

 

つまり、フォローしてくれている人へのリーチを増やすには「いいね」をしてもらえるような投稿がポイントになり、他方で、新しい人にリーチしてフォロワーを増やすためには「シェア」してもらえるような投稿がポイントになってくるということです。このことは、SNSを利用している私たちの立場で考えるととても自然なことです。

例えば、フォロワー(=そのアカウントの趣旨や世界観、運営者を知っている)がその投稿に「いいね」をするということは、その仲間内で共通の話題(ジョークであったり成果であったり、気持ちの共有であったり)に対して共感するということを意味しますし、シェアするということは、自分以外の人(≒そのアカウントのことをまだ知らないであろう、私の仲間たち)に「紹介する」ということですから。

 

残念ながら「平均視聴時間」についてはこの Mosseri 氏の投稿では言及されていませんが、この投稿を取り上げている Social Media Todayの記事(Instagram Shares Algorithm Insights To Inform Strategy)では、次のような解説を加えています。

 

コメントは基本的に視聴時間、つまり投稿を見るのに費やす合計時間に考慮されるのではないかと考えられます。コメントを書かなければならない場合、そのコンテンツに費やす時間が長くなるため、コメントする人が増えれば、ある程度は視聴率の向上につながる可能性が高いからです。

 

 

 

「おすすめ」に表示されるための条件

 

2本目の動画では、「おすすめ」への表示について解説しています。
自分をフォローしていない人のタイムラインにおすすめとして表示されることは、自分のフォロワーを増やすための最大の手段です。実際、多くの人が、自分のタイムラインにフォローしていない人の投稿が表示され、それに興味をもって新たにフォローするようにしたという経験をしているハズです。

 

リーチを最大化するための最善の方法は、あなたのコンテンツをまだフォローしていない人々に「おすすめ」として表示させることです。
おすすめはアプリ内でますます重要な役割を果たしています。

コンテンツが「おすすめ」の対象になるためには、以下の5つのポイントを覚えておいてください

  1. ウォーターマーク(透かしの画像)をつけない
  2. 音声を追加する(特に写真やカルーセルを投稿する場合)
  3. 動画の長さを3分以内にする
  4. オリジナルコンテンツを投稿する
  5. プロフィール設定内の「アカウントステータス」を確認し、アカウントが良好な状態であることを確認する

この5つの条件が整えば必ず おすすめに掲載されるというよりも、この5つのどれかがはずれてしまうと、おすすめに掲載される資格が亡くなるという風に理解しておくのがいいように思います。

 

 

「リール投稿」のポイント

 

さらに、Mosseri氏は別な動画で「リール投稿」についてもちょっとしたポイントを紹介してくれています。曰く、

 

  1. ウォーターマークやロゴが付いたリールを投稿しないこと。これらはリーチが減少する原因になる。
  2. リールの長さは3分以内にすること。これもリーチの向上に役立つ。
  3. 音楽やダイナミックなオーディオを使用。トレンド音声である必要はないが、音声が魅力的であればリール全体に良い影響を与える。
  4. 投稿頻度は、最低でも週に1回以上、定期的に投稿。継続して投稿することで、フォロワーがどのようなコンテンツを期待できるかを理解しやすくなり、新たなフォロワー獲得にもつながる。
  5. 今響くコンテンツが数か月後には響かなくなる可能性もあるので、試行錯誤を続けること。

 

  

 

「ストーリーズ」の役目

 

Mosseri氏は「ストーリーズ」については次のように紹介しています

 

  1. 「フィード」はできるだけ多くの人にリーチするためのもの。「ストーリーズ」は友達とつながるためのもの。

  2. ストーリーズは、すでにつながっている人に対して、舞台裏やタイムリーなコンテンツを見せることで最も熱心なファンにアプローチする場所。

  3. ストーリーズの重要な指標は、(1)そのストーリーをタップする可能性、(2)いいね!する可能性、(3)メッセージで返信する可能性

 

 

この後も解説も投稿されてくるのではないかと思いますので、ぜひチェックていただきたいと思います。

 

 

継続した投稿とチャンス

 

さて、今回、インスタグラムのアルゴリズムの一部が公表され、どのようにしたら「おすすめ」に表示されるのかがわかったわけですが、これで全てがうまくいくのでしょうか…?
いえいえ、そうはいきません。

今回の情報を知った後の「次のステップ」こそが大切です。

つまり、「アルゴリズムがどのようなものか理解できた」。では「いいね」をもらえる投稿とはどのような投稿なのか、「シェア」してもらえる投稿というのはどのような投稿なのか。これは、私たち自身で考えていく必要があります。
会社ごとにインスタグラムの目的や投稿できる内容もバラバラですので、それぞれの条件の中でアルゴリズムに合致できそうな投稿を模索していくことが求められます。
(こういう投稿すればいい! と単純にわかっているなら、みんなそういう投稿をしているわけですから..)

 

その部分はこれまで通り、まったく変わりません。でも、今回の情報によって、私たちは大きな希望も得られています。
それは以下の文面に現れています。

「今響くコンテンツが数か月後には響かなくなる可能性もあるので、試行錯誤を続けること」

 

ここには2つのポイントが含まれています。

一つ目は、とにかく継続して投稿して試行錯誤を続けることが大切。

二つ目は、今響いているコンテンツが数か月後には響かなくなっている可能性があるということは、今日響かなかったコンテンツは数か月後には響くものになっている可能性があるということ。つまり、私たちの目の前には「常にチャンスがある」ということです。

 

 

 

 

 

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