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Be-Chu' s Perspective

 

 

 

3つの「ある認識」を持っているかどうか

 

地方の企業や自治体がインターネットを活用する上で一番大切なことは何でしょう?

結論を先に言いますと、「ある認識」を持っているかどうかなんです。

これを知っているかどうかによって、インターネット活用に対する考え方が全く変わってきます。残念なことに、地方の多くの皆さんがこれをご存じないがために、とても「もったいない」ネット活用をしてしまっています…(>_<)。

※でもご存じないのは仕方ないことでもあるんです…。
 と言うのも、書籍も含めて誰も教えてくれていないからです…(ーー;)



地方は今、インターネット史上かつてないほどのチャンスの中にいます!

これは私が講演会などでいつもお話しさせていただいている言葉。これからお話しするインターネットを活用する上で一番大切な「考え方」がわかると、どうしてチャンスなのかもわかると思います♪d(^_^)

 

1.実は「地方」なんてない!

 

テレビや新聞で見るニュースのことを振り返ってみましょう。

地方の方はテレビから流れてくる東京のニュースを無意識のうちに「あっち(=東京)の出来事」と捉えているのではないでしょうか。さらに、自分が住んでいるところではない地方のニュース(例えば長野県の人にとっては熊本県のニュースですね)は、東京のニュースが伝える熊本県のニュースになりますから、「あっちのあっち」と2段階先の出来事として捉えているはずです。

これは私たちが知らないうちに持っている「無意識の距離感」に影響されています。

テレビやラジオ、新聞などの従来からあるメディアはこの「無意識の距離感」が土台にあるのですが、インターネットはそうではありません。インターネット上にある情報は、東京から発信されている情報も、熊本から発信されいてる情報も、長野県から発信されている情報も全く等しく並んでいるのです。

もっと言えば、東京だろうが熊本だろうが長野だろうが、「地域が全く意識されていない」のが特徴なんです。例えば皆さんが、何か困ったことがあるのでその解決策を調べようとしたとしますね。その時、見ているネット上の情報が東京からなのか、長野からなのか意識したことはないと思います。



そう、実はインターネットの世界に「地方」なんてないんです♪d(^_^) 
(もっと言えば、国境すらありません…)

しかしこれを感覚として理解されている方は、実はそれほど多くありません。

生活の圧倒的な時間を「無意識の距離感」の中で暮らしていますから、いざインターネットで会社の情報を出そうとした時に、どうしてもインターネットの世界とは違った意識を前提にして発信してしまうんです…。

ここまでのお話しで鋭い方はもう気づいていると思います。
そう、意識を変えて情報の発信の仕方を変えるだけで一気に全国レベル・世界レベルで勝負できる可能性があるということですね!d(^_^)

 
 

2.情報を知ってもらうコスト

 

もう一つ別な見方をしてみましょう。

長野県の会社が自社サービスを全国の方にも知ってもらう場合、従来でしたら全国版のテレビや新聞・雑誌の広告やコマーシャル枠を利用して広く知ってもらうことが必要でした。これには莫大な費用が掛かりますから、必然的に全国を相手にするのは規模が大きい会社に限定されてしまいます。

一方、インターネットの場合、情報を発信した瞬間にそれは全国・世界に発信されています。

もちろん「発信する」ことと「見てもらう」こととは大きな差がありますが、インターネットを活用することで一人で営んでいる個人商店でも大企業と対等に全国の人に知ってもらうことができるんです。圧倒的な低コストで全国の人に知ってもらえる、これがインターネットのチカラの一つですね♪ (^_^)/


※テレビや新聞・雑誌の広告やコマーシャルがダメだと言いたいのではありませんのでご注意を♪d(^_^)
インターネットはマーケットニーズがある場合には非常に力を発揮しますが、マーケット自体を創出するにはちょっと力不足。こういう場合は広告やコマーシャルが非常に力を発揮します。

 
 

3.誰の情報を信頼するか

 

さらに地方にとって画期的な特徴があります。

それは、インターネットでは「個」であっても情報を信頼してもらえるということ。

インターネット以前、さらにはインターネット黎明期では、大企業が発信する情報が信頼に値するものでした。でもブログが登場し、口コミサイトが登場し、FacebookやTwitter などのソーシャルメディアが広がってきた流れの中で、大企業が発信する情報と同等に、時にそれ以上に、個人が発信する情報が信頼を得るようになってきました。

大企業がお金をかけて安心安全をPRしても、アルバイトの人がネット上に投稿した1枚の写真がきっかけで一発でパーになってしまう…ということが度々起こりますが、これは個人が発信する情報が大企業が発信する情報よりも強い場合があることを示しています。d(^_^)

このことは地方の企業からするととても画期的。

企業規模の大小にかかわらず情報を信頼してもらえる土壌があるわけですから、やり方によっては日本で一番信頼してもらえる会社になりえるということです♪(^_^)/

 
 

目の前にひろがる地方のチャンス

 

ここまでお話ししてきた3つのこと、これを意識しているかどうかが実は地方のネット活用で一番大切なことなんです!d(^_^) 

言われてみれば当たり前なことばかりですが、これを前提にしてネット活用を考えてみると、まったく違う世界が見えてくるのではないかと思います。


ネットの世界は非常に動きが早く、SEOだ、ソーシャルメディアだ、コンテンツマーケティングだ、次は○○だ、と「変化の枝先の情報」やテクニックばかりが飛び込んできますが、この基本的な3つの認識、そしてその認識に基づいた自社のネット活用さえしっかりしていれば、そんな情報に振り回されることなく進んでいくことができます。


さらにこの3つの内容は、地方が「かつてないほどのチャンス」の中にあることを物語っていますし、逆に、全国各地が同じチャンスの中にあることを考えると「顧客を奪われるリスク」の中にあるとも言えます。

ぜひ、この3つの内容を自社のビジネス(モデル)やマーケティングと照らし合わせながら、どのような新しい展開が可能か想像してみていただければと思います。きっと大きな可能性が目の前に広がるのではないでしょうか。


地方は今、インターネット史上かつてないほどのチャンスの中にいます♪ (^_^)/

 

次回をおたのしみに!

 

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