地方や中小企業のネット活用に役立つ記事をピックアップして紹介しています。
みなさんの仕事の現場でお役立てください
今回は以下の4本です
- あなたの情報をお客様は見ていない…かも
- 飲食店の口コミはどの媒体を見る?
- ECサイトの視覚情報
- Instagramの動画の拡散ロジック
あなたの情報をお客様は見ていない…かも
若者がタビナカ選びで重視するのは「TikTok」や「YouTube」、観光事業者のマーケティング手法とのギャップとは?(トラベルボイス)
海外の調査結果ではありますが、旅行をしている若者は TikTok や YouTube で旅先情報を集めようとしているのに、事業者側は Instagram や Facebook で情報を提供しているという結果が紹介されています。
ですが、「では、TikTok や YouTube を使え」ということを言いたいのではありません。
重要なのは、観光地側は一生懸命紹介・宣伝しているのに、観光地の魅力を探している旅行者にそれが届いていないことを意味しています。完全なすれ違いです。「事業者が利用しているメディアとお客様が利用したいメディアとがすれ違っている」という事実を知ることこそがポイントです。
もしかしたら、お客さん側は紙媒体で探そうとは思っていないのに、事業者側は紙媒体を一生懸命に配布している場合もあるでしょうし、その逆もあります。
また、事業者側は自社サイトで一生懸命情報発信しているのに、お客さん側はそれを知らないし、それを知るすべも知らないかもしれません…。
記事には次のような一文があります。
昔からのマーケティング格言にあるように、人を集めようと四苦八苦するより、人が集まっているところへ出向くのが得策だ。
この記事は決して「若者の旅行選びに適したSNSは何か?」という単純な内容ではありません。
これは旅行業界に限らず、私たちすべての地方・中小企業が考えるべきことです。
そんな意識を持って、どうぞご覧ください!Check it!
飲食店の口コミはどの媒体を見る?
「飲食店の口コミ」を気にする人は約7割!参考にする情報源は年代によって違いがみられる(LINEリサーチ)
飲食店を選ぶ際に口コミを参考にするのかの調査結果です。
記事によると「7割の人が気にする」とのことですが、これはまぁそうだよなぁ…という印象です。
今回の記事で注目してほしいのは、Instagram で口コミを見るという人の割合です。
どの年代でも Instagram がランクインしているのに加えて、10代と20代では3割以上が Instagram で口コミを見ているという結果がでています。
口コミと言えば、食べログや Googleマップ だという認識が多いかもしれませんが、それとは違うスタイルが起きていることも注目です。
そんなことを考えながら、Check it!
ECサイトの視覚情報
ECサイト成功の鍵を解明! 消費者の購買行動を左右する視覚情報の影響とは?(Contentserv)
ECサイトで購入を断念した理由を尋ねた調査結果から、「商品のビジュアル」や「商品説明のクオリティ」を上げる必要があることを紹介してくれています。
という表現をすると、単に「見た目のいい」「カッコいい」写真を使えばいいってことね…と思われてしまいそうで怖いのですが、ポイントはそこではありません。
ポイントは、売る側は商品のことを知っていてビジュアル(情報)を出しているのに対して、買う側はビジュアルからすべてを想像しないといけないという「情報ギャップ」の存在です。しかもこれは、実は、ECサイトだけでなく、ネットを活用したあらゆる情報発信に当てはまることです。
詳しくはまたブログ記事などで紹介したいと思いますが、まずは、この「ギャップ」を意識して商品情報を組み立てられるかがポイントだということだけ理解しながら記事を記事をご覧いただきたいと思います。Check it!
Instagramの動画の拡散ロジック
Instagramがコンテンツのおすすめを最大限に活用するためのヒントを提供(Social Media Today)
Instagramにリール動画を投稿するとユーザーにどのように拡散されていくのかを紹介してくれています。
以前はフォローしている人に写真が表示されるというアルゴリズムでしたが、2024年からフォローしていない人にも動画や写真が表示されるようにアルゴリズムが変更になっています。フォロワーではない人にもリール動画が表示されることは、まだ見ぬ新しいお客様と出会うチャンスが増えるという意味で地方の中小企業にとってはチャンスが大きくなったことを意味します。一方で、その表示枠をめぐって世界中の競合(≒同業他社)と争っているということでもあります。
この仕組みが好きかどうかとは関係なく、私たちはそのゲームのルールの中でビジネスをしないといけません。
どのような仕組みになっているのか、英文の記事ですので翻訳機能を利用してご覧ください。Check it!
次回をお楽しみに!