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ネットの活用で、地方が変わる

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          ネットの活用で、地方が変わる!

           ~地方はネットをこう使え~

                          2012/11/29
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みなさん、こんにちは。
ビーチューの雨宮です。

いつもメールマガジンをご購読いただきましてありがとうございます!

ここ標高1,000mの場所は、今朝はマイナス5度まで冷え込みました。寒い
と思いつつ、これからまだ10度下がるんだなぁ…と思うと寒いなんて言って
いられません(笑)。

さて、今回もみなさんからお寄せいただいたご質問からピックアップして
お届けいたします!


取り上げてほしい質問がある方は、お気軽にお寄せくださいね♪ (^_^)/
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■今週の質問━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃Q┃ホームページ制作会社に制作を依頼しようと思います。
┃ ┃デザインがわからない自分はどう判断したらいいでしょうか。
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

ホームページを制作会社さんに依頼しようと思います。
デザイン案を持って来てくれた時、私には良いも悪いもわかりません。
印象としてはいい感じだとは言えそうですが、その他に何か判断基準のような
ものはあるのでしょうか?

というご質問です。

さて、どう考えたらいいでしょう…?


┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃A┃サイトのデザインは、見た目の印象だけではありません。
┃ ┃Webサイトに求められるデザインの本質を理解してください。
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

まず、Webサイトのデザインは、紙媒体のデザインと大きく異なることを知っ
ておいてください。

例えば紙媒体のデザインの場合、印刷した時の全体のバランスが非常に重要に
なります。ですから、デザイナーは一歩引いて全体を見るという作業をします。

一方でWebサイトの場合、スクロールしながら少しずつ情報を読んでいき、
一番下まで読んでいって次のアクションをすることになりますので、その
ページ全体のバランスは関係ありません。

それよりもむしろ、しっかりと最後まで(ページの一番下まで)読んでもらえ
るようにすることが大切ですし、読んでもらった後に、さらに詳しい情報や購
入や問い合わせといったアクションをしてもらうことを重要視しないといけま
せん。

共にイラストや写真・文字を利用する同じ「デザイン」でありながら、考え方
が全く違っているのです。


実際、私も紙媒体をデザインされてきた方にWebサイトのデザインをお願いし
たことがありましたが、そのほとんどが残念ながらWebサイトとしては失格の
デザインで、一からやり直してもらったことが度々あります。

それは、紙媒体のデザインとしてはいいのですが、利用者がWebサイトを閲覧
する時の流れや思考がまったく考慮されていなかったからです。


ここで、サイトのデザインを考える上で非常に重要なフレーズをお教えしたい
と思います。このフレーズを念頭に置いて考えていただければ、Webサイトの
デザインの見方が大きく変わるでしょう。

それは、

「Webサイトは、ワンクリックごとに見込み客を失っていく。」


ということです。
このフレーズは、ものすごい重要ですからぜひ覚えてください。


ビジネスでサイトを利用する以上、訪問してくださった方が購入してくれたり、
問い合わせしてくれたりすることが目的になるはずです。どのサイトも、100人
訪問してくれた時、2ページ目を見てくれるのは20人で、3ページ目を見てくれ
るのは10人というように、ワンクリックごとにお客さんは減っていくのです。

ですから、この流れの中で、いかにお客さんを減らさずに、目的(=購入や問
い合わせ)までつなげられるのか、ということがWebサイトをデザインする時
のポイントになるわけです。

下記がポイントです。

・次を見たくなるような興味あるコンテンツやデザイン

・ストレスなく次のアクションができるようなわかりやすさ

・サイト全体から感じられる雰囲気


※自治体のサイトなど、手続き方法を調べたいというような場合には、
 逆に「クリック数が少ない方が良い」ということになりますね。


この「Webサイトの本質」をご理解いただければ、単に見た目が整っていると
いうデザインではダメだということはお分かりいただけるかと思います。
見た目がきれいとか、バランスが取れているということではなく、「サイトの
目的に合わせて、メッセージを伝え、次への誘導ができているか」ということ
が重要なのです。


ですから、いただいたご質問にお答えするとすれば、そのデザインがWebサイト
の本質に合わせたものになっているか、ということが大きな判断になります。

サイト全体の雰囲気はとても重要です。
黒や赤が多用されたホームページの病院には怖くていけないでしょう…。それ
は、紙媒体でもWebサイトでも同じです。

ですが、その雰囲気に惑わされず、「自分が検索してこのデザインのページに
来た時にどうアクションするか」という視点で考えてみることが大切です。

# 同じ「デザイン」ということで、印刷とWebサイトの両方を請け負っている
# 制作会社は全国に沢山あります。しかし、制作会社の中には、その両方の
# 本質的な違いを理解しないままに見た目をきれいに整えたサイトを作られて
# いるところも多々あります。
#
# それを見る度に、うわ~もったいない…(>_<) と口にしてしまいます。
#
# 当然、お客さんはそういう本質的なことはご理解されていないので、お客さ
# ん自身はきれいなホームページで満足されているでしょう。でも残念ながら
# それでは結果がでない…ということになってしまうのです…。
# 実は、デザインする側でもそのことに気づいていないのです…。


今回は2つ覚えてくださいね! d(^O^)


●紙媒体のデザインと、Webサイトのデザインとは、考え方が根本的に違う。

●Webサイトは、ワンクリックごとに見込み客を失っていく。

■今週のピックアップ━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

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■リクルートがECサイトに殴りこみ! 塗り替わるEC業界
 http://biz-journal.jp/2012/11/post_1060.html
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リクルートが、2013年3月までにインターネット通販事業に新規参入する、と
いうニュースが流れました。楽天のように、衣料品や家電、食料品などの小売
店が出店するショッピングモール型のインターネット(仮想)商店街の運営に
乗り出すのだそうです。

このニュースだけ読まれた方は、ふ~ん、かもしれませんが、実は、ECサイト
は今、勢力図が大きく変わろうとしています。


まずは、地方中小や個人がこれまで以上に気軽にショッピングサイトをオープ
ンできるサービスがこの夏以降相次いでスタートしています。ショップをオー
プンさせるだけなら事実上無料ですから、資本力のない小規模法人や個人でも
気軽にスタートさせることができます。


●「最短2分」でオンラインストア作れる「Stores.jp」公開
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/30/news106.html

●無料で簡単にネットショップが開けるBASEが800種類以上のテンプレートを
 備えてスタート
 http://www.value-press.com/pressrelease/104214

●DeNA、オンラインショップ構築サービス『ZEROSTORE』の提供を開始
 ‐「月額0円」で「かんたんに」オンラインショップを開設できるサービス
 http://dena.jp/press/2012/07/zerostore.php


もう一つは、今回のリクルートと合わせて、Amazon も新しい展開で殴り込み
に加わってきています。

●Amazon、企業向けにAmazon Pagesを提供開始
 http://p.tl/TLTw


これまでは、自社ショップを構築するか、楽天・Yahoo! に出店するか…という
選択だったのですが、この選択が大きく変わることになるわけです。どのよう
に勢力図が変わるのかはまだわかりませんが、地方にとってオンラインショップ
は非常に有力なツールですので、長期的な視点でぜひ注視していただきたいと
思います。

また、事実上無料でオープンできるショップは、早く初めて極力ノウハウを
溜めた人が最終的に勝ちます。ですから、フットワークの軽い企業の方は、
ぜひ試してみることをお勧めします。

私が色々なところでお話ししているように、ネットの世界は今、資本力の勝負
ではなくノウハウの勝負です。つまり、地方の中小には非常にチャンスなので
す。d(^O^)

詳しくは↓をどうぞ

地方が抱える課題とチャンス
http://be-chu.com/whats-be-chu/currentsituation.html

                 それではまた次回をお楽しみに! (^_^)/
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【発行元】株式会社ビーチュー
     http://be-chu.com/
     
     http://www.facebook.com/bechucom

     〒399-0213
     長野県諏訪郡富士見町乙事5162
     TEL / FAX : 0266-75-2076 (受付 : 平日 10:00-17:00)

【発行責任者】雨宮伊織 Amemiya Iori
    
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