地方や中小企業の情報発信に役立つ記事をピックアップして紹介しています。
みなさんの仕事の現場でお役立てください
今回は以下の4本です
- Threadsの現在と、本当の強さ
- 個人事業主や社長の「SNS投稿禁じ手」
- ホワイトペーパー戦略 正しい3つの使い方
- SEO に取り組む企業
Threadsの現在と、本当の強さ
リリースから1年、Threadsの立ち位置(Campaign)
Threadsがリリースされてから1年、現在のThreads についてわかりやすくまとめれています。海外記者による翻訳記事ですが、その中に日本も登場します。
なんと、日本における Threads の利用が特に顕著などだそうです。詳しくは記事をご覧ください。
記事には書かれていませんが、実は Threads の状況を理解する上ではずせないポイントがあります。それは「Threads は特に急いで何かをする必要かない」ということです。Threads は、イーロンマスクの買収によって X が不安定化する中で、その受け皿となるように META (Facbook、Instagramの運営会社)が立ち上げたサービスです。ここでポイントになるのが収益の話。X はそれ単体の収益をあげないといけないのですが残念ながらあまり芳しくありません。広告の大口顧客も X の運用ポリシーにリスクを感じてはなれてしまったままです。一方、Threads は、FacebookやInstagramなど META の莫大な利益の中で運営していますのでこのサービス単体で収益を上げる必要はありません。もっと言うと、X が行き詰ってくれればその代替サービスとして Threads が受け皿になりますので、その時まで急いでサービスを充実化するとか顧客獲得に奔走するとかをすることなく、ゆっくりと待っていればいいという立場です。サービス競争ではなく、経営の競争です。
ちょうど、身近なところでは「町の豆腐屋さん」の競争に似ています。
お豆腐は原材料や燃料費の高騰によって販売価格を上げざるを得ません。町の豆腐屋さんが値段を上げたくても、100円前後の値段になれてしまっている消費者からすると200~300円の豆腐はなかなか手が出ません。一方で、お豆腐以外(例えば、麺類や大豆商品とか)のものも作っている規模の大きい製造会社では、豆腐以外で利益を出せていればお豆腐自体は赤字販売でも問題ありません。赤字であっても100円前後で販売をして、その結果、価格競争についていけなくなった小規模や個人の豆腐店が消えてしまった後(=自社だけが生き残った後)、豆腐の値段を300円にすればいいのです。言ってしまえばに「強者の理論」ですね。
このような視点で、今回の Threads の記事を読んでいただき、今後の Threads の動向を見ていただければと思います。Check it!
個人事業主や社長の「SNS投稿禁じ手」
SNSへの愚痴について取り上げている記事です。ひと昔前には、このような記事や話がいっぱいありましたが、そういえば最近はこのような話題を目にすることがなかったように思います。多分それは、多くの人が「リアルとともに、ネットの中にも住んでいる」ことが当たり前になったからだと思います。
今回の記事で指摘されていることは、個人と商売が重なっている個人事業主や中小企業がやってはいけない情報発信の典型例です。誰にも知られないだろう…と投稿した個人の感想や本音がお客さんの目に留まり、表向きの笑顔とは裏腹な本音の部分がむき出しとなり、結果、そのお店のイメージとなっていきます。シビアの表現をすれば、たった一言の投稿がそのお店のイメージを左右してしまう…ということです。そのような意識で記事を読んでいただき、では自分は何を投稿したらいいんだうか…ということを考える機会にしていただければと思います。Check it!
ホワイトペーパー戦略 正しい3つの使い方
誰も教えてくれなかったホワイトペーパー戦略 成果を出すための3つの使い方とは?(ITmedia)
ホワイトペーパーは、見込み客獲得のために、連絡先を入力いただいてダウンロードしてもらう営業資料のことです。記事では、このホワイトペーパーと集客の関係について解説されています。なんと、「ホワイトペーパーは見込み客獲得や商談獲得にはつながらない」とのこと…。ホワイトペーパーをダウンロードした人のうち直接コンタクトできた人はわずか 0.2%だったと紹介されています。じゃぁ、ホワイトペーパーは意味がないのかというと、記事によれば正しい3つの使い方があるとのこと。詳しくは記事をご覧ください。
加えて、以前の #142 の記事で「ホワイトペーパーの作り方」という別な記事もピックアップしています。こちらも合わせてぜひご覧いただくとより深く理解できるのではないかと思います。Check it!
SEO に取り組む企業
約6割の企業が「SEOの効果を実感」。1カ月あたりの予算や効果が出る期間は?【トゥモローマーケティング調べ】(Web担)
SEO対策に取り組む企業の調査データです、6割の企業がSEOによる集客効果を感じ、ひと月あたり 31万〜50万円をかけている企業が多いとのこと。自社のSEOをどうしたらいいだろう…?と思っている方はご参考にどうぞ。Check it!
次回をお楽しみに!
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