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Be-Chu' s Perspective

 

 

ホームページは「運用」がすべて

 

まず、絶対に!絶対に!絶対に! 覚えておかいなといけないことがあります。それは、「ホームページは公開されて初めてスタートラインに立つ」ということです。

 

地方の中小企業では、よく、「きれいなホームページができた!」と言ってホームページが立ち上がったことで満足してしまい、そのまま何も手を付けないままにしてしまうことが見られます。ホームページはネット上の「名刺」でも「広告」でも「会社案内」でもありません。簡単に言えば「営業マン」です。ですから手間をかけて育ててあげないといけません。

 

そのためは、2つの作業が必要です。

 

1つ目は、しっかりと「営業マン」として機能しているのかの確認です。
機能していないのだとしたら、そもそもホームページを掲載している意味がありませんから、しっかりと機能するように提供する情報の内容や、サイトの導線(このページを見たら、このページを見てもらうというシナリオ)の見直しをして、再び検証するという作業を繰り返します。
一般にPDCAサイクルと呼ばれいる作業ですね。

2つ目は、ホームページの更新作業です。古い情報を現状に合わせて更新していくという作業と、新しい情報を加えていく作業と、大きく2つにわかれます。

 

では更新することにはどんな意味があるのでしょうか。

これには4つの意味があります。

 

1.ホームページが生きていることを伝える

 

まず、ホームページが「生きている」「イキイキしている」ということを伝えるためです。

皆さんもどこかの会社のホームページを見て、もう何年も何も更新されていないのを発見すると、この会社はちゃんと元気なのだろうか…?と不安に思った経験はありませんか? 皆さんの会社のホームページをご覧になった方も同じです。ですから、開店休業状態ではなくて、ちゃんと更新したり情報を追加したりして、元気に積極的に商売をしているのだということを伝えることが必要です。

ホームページの運営側からすると、ホームページの更新に関係なく「会社やサービスは生きている」ということは当たり前の事実なのですが、ホームページからしか皆さんのことを知りえないネット上の訪問者は、そのホームページに掲載
されている情報だけですべてを判断しています。「すみませ~ん!営業していますか~?」なんて、親切に声をかけてくれることもありません。とっとと隣の別なホームページに行ってしまうだけです。

皆さんは、リアルなビジネスの現場を踏まえて自分のホームページを見ています。ですがお客さんは、ホームページの情報だけを頼りにすべてを判断しているのです。

 

 

2.商品を知ってもらう「切り口」を増やす

 

2つ目は、会社や商品に気づいてもらう切り口を増やすことで、新規顧客を増やすことができる、ということです。これは少し難しいかもしれませんが、実はとても大切なポイントです。

例えば、販売しているものが茶碗だった場合、どのような場面で購入が検討されるかを考えてみてください。そうすると、ちょっと贅沢な日常用かもしれませんし、誕生日や結婚記念日などの記念品かもしれませんし、何かの祝いごと
にまとめて必要なのかもしれません。商品は茶碗でも、利用シーンは無限に考えられます。

だとしたら、誕生日のプレゼントにこの茶碗を利用してもらうためには、どんな切り口で情報を出してあげたらいいのか…。法人利用で何セットも購入してもらうには、どんな切り口で情報を出してあげたらいいのか…。などなど、商品は1つでも、その商品にたどり着くための情報の切り口はたくさん考えられます。言ってみれば、想定されるお客様ごとに情報を作ってあげるということですね。
(お客様は茶碗が欲しいのではなく、誕生日に贈る素敵なプレゼントが欲しいのです。)

 

さらに、商品紹介に厚みを持たせるということには、もう一つ別な意味もあります。

ネットが普及する以前、商品を購入するためには、物理的に出かけられる距離の中で商品を見つけるしかありませんでした。「街に買い物に行く」ということですね。でも今は、街に行かずとも、オンラインショップで気軽に購入することができますし、豊富な種類の中から自分に合ったものを選ぶことができます。

同じ商品であれば、世界の中で一番安いところに注文が殺到することになるでしょう。

ということは、単に「うちもこの商品を取り扱っているよ」という告知だけでは競合に負けてしまうということです。

ですから、商品の情報だけでなく、その商品に関わる色々な景色を紹介してあげることで、商品の意味や、そのお店で購入することの意味を浮かび上がらせる必要があるわけです。「他ではなく、うちで購入してもらう意味」をしっかり紹介するということですね。

 

3.すぐに購入されないお客様への、継続的な情報提供

 

3つ目は、「今すぐ客」ではないお客さんへの継続的な情報提供です。
ホームページを訪れる人は、今すぐ購入したい人ばかりではありません。商品やサービスによっては、購入決定までのプロセスが長いものもたくさんあります。私が提供しているコンサルティングサービスもその仲間です。

このような「今すぐ客」ではないお客さんに対しては、そのお客さんにとって役立つような情報を提供したり、会社の考え方や商品に対する思いなどを継続的に伝えることで、見込み客をフォローし購入につなげる…という手法を取ることがあります。もしホームページやブログが毎日更新されていることがわかれば、興味を持って何度も訪問していただけることでしょう。店長のこだわりやポリシー、商品に対する思い入れなどを何度もお伝えすれば、その考え方に共感してくれる人が次第に集まってきてくれるでしょう。

 

4.SEO対策

 

4つ目は、Google や Yahoo! の検索経由で訪れることで、新規のお客さんが増えるということです。Google や Yahoo! は、頻繁に更新されるサイトほどしっかりと検索サイトに登録してくれます。気まぐれに数か月に1回更新されるよりも、毎日毎日、コツコツと更新してくれるサイトが好きなのです。

更新すれば更新するほど内容も深まり、検索結果による普及度も上がるというわけです。

少しテクニカルなことをお話ししますと、2.で取り上げた「商品の切り口を増やす」というところと関連付けてこれを継続すると、数か月後・半年後・1年後には非常に大きな効果が期待できます。単に更新するのではなくて、SEOをも視野に入れてキーワードに注意しながら更新をするということですね! d(^_^)

 

「更新することの意味」。いかがでしたか?

単に「更新しないといけない…」と義務感に駆られている方も、「更新することの意味」を理解すると、自分が何のために作業をしているのかが明確になるので、更新作業がやりやすくなりますし、話題も作りやすくなります。


せっかく作ったホームページなのですから、ぜひ、有能な営業マンに育ててください♪


 

次回をおたのしみに!

 

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