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Be-Chu' s Perspective

 

NHKニュースに取り上げられた活性化の試み

 「情報公開」「情報発信」から「マーケティング」へ このニュースを見たのは、昨年、2009年でした。
夜の長野県版NHKニュースで、ある自治体が、商店街活性化のためにホームページ上に商店についての情報を掲載した、という内容のニュースでした。シャッター通りになってしまっている商店街を活性化するために、各商店の "こだわり" を文章にまとめ、それをサイト上に掲載して市民の方々に見ていただけるようにした、というものです。

なるほど、 "こだわり" はお店の差別化にとって大変重要なものですので、私もそのサイトを楽しみに拝見させていただきました。

NHKでニュースに取り上げられるような内容です。皆さんは、どんな内容が掲載されていたと想像されますか?

 

拝見しましたら、残念ながらと言いますか、予想通りと言いますか、次のような内容でした。

・商店街の店舗名が一覧表になっていて、店名の下に20文字程度の  "こだわり" の文章。
・文章は、"お客様にまごころで対応いたします。" というものもありました。(確か…)
・いわゆる、ワードのテキストそのままという形。

それまで、商店街のお店の情報がネット上に存在しなかったとすれば、今回の試みは大きな一歩になります。しかし、誰に、何を伝えようとしているのか? をもう一度考えてみる必要がありそうです。

 

誰に、何を伝えようとしているのか

一番重要なのは、「誰に、何を伝えようとしているのか」。
今回のニュースの場合、地元の商店街の顧客は、おそらく地元の住民の皆さんだと想像されます。
しかし、多くの方が想像できるように、(都市部ならまだ可能性は高いですが、)地元商店街の情報をネットに掲載しても、残念ながら地元の住民の皆さんにその情報が届くようには思えません。むしろ、新聞折込やチラシの配布の方が確実に見てもらえるように思います。

加えて、掲載されたその "こだわり" の「メッセージ」「表現」が、残念です。

恐らく、「"こだわり" を掲載するので何か書いてください。」ということで、お店の方が書いたであろうことは想像できますが、それが、地元の住民の皆さんに「響く」「理解される」メッセージになっているか、「へぇ~、そうなんだ~」と思ってもらえる内容なっているか、ということが抜けてしまってはもったいない。「取材」と「表現」は別で、取材のメッセージをそのまま利用しても効果がないことが多々あります。

 

「情報公開」「情報発信」から「マーケティング」へ

「情報公開」も「情報発信」も、インターネットの現場でよく耳にする言葉です。
「情報公開」というと、「実態はこうですよ、何も隠していませんよ」と "あえて出す" イメージがあります。きっと、市民団体による情報開示請求などのニュースの影響なのかもしれません…(^_^;)。

「情報発信」という言葉は、自治体や企業の打ち合わせの現場でよく利用される言葉ですが、その具体的な実施には大きな落とし穴があります。すなわち、「情報発信」は、情報やメッセージを発信することに力点が置かれていて、その情報やメッセージが目的とする方に届くかどうか、が時にないがしろにされてしまう、ということです。

言ってみれば、どんな形のものであれ、企業や自治体のWebサイト(ホームページ)上に情報を掲載してあれば、情報公開であり、情報発信です。しかし、見る方々がその情報に辿り着くことができ、内容をきちんと理解してもらえないのであれば、「情報発信」はしていますが「受信」はされていません。大切なのは、ちゃんと受信してもらえるような形で情報を出す、ということです。そうでなければ、自治体であれば予算のムダ使い、企業であれば機会喪失ということになります。

「ちゃんと受信してもらえるような形で出す」、ここでマーケティングの視点が必要になります。この視点に立てば、時に、「受信してもらえる場所に出向いて出す」という考え方も可能です。

 

ここで、最初の、ある自治体が商店街活性化のためにホームページ上に商店についての情報を掲載した、というニュースに戻ります。

もし、地元の住民の皆さんに情報を届けたいのであれば、ネットへの掲載はあまり効力がないだろう…ということはすでにお話ししました。
逆に、もし、地元以外の方々(例えば観光に来られる方々)に情報を届けたかったのだとしても、お店の名前と "こだわり" の一覧だけでは理解しようがありませんし、「なるほど~」とはなりません。

ただし、ネットに掲載された情報そのものではなく、情報を掲載したというNHKのニュースを経由して、その商店街のことを知ってもらうという、2ステップの戦略だとすると、「地元の商店街も頑張っているだな。今度、立ち寄ってみよう。」と効力はあるのだと思います。少なくとも、長野県内の私が見て、その商店街の活動に興味う持ったわけですから…。

 

本当に本当に偶然なのですが、この原稿を書いている途中に、こんなニュースが入ってきました!

商店の「こだわり」発信 辰野町商工会HPに12月開設
辰野町商工会は、商工会ホームページ(HP)の全面リニューアルに伴い町内各店の「こだわり」を紹介する情報をHP上に載せ、広く発信しようと準備を進めている。(2010.9.29 長野日報)

 

こうやって、地方でもネットを利用した色々な試みがなされていることはとっても素敵なことですし、私も今後、そういうことにどんどんかかわっていきたいと思っています。 せっかく新しい試みをするのですから、ぜひとも、想定される受信者(=ターゲット顧客)にしっかりと届くように、素敵なサイトにしていただきたいと思います。陰ながら応援しています!

 

さて、このブログでは、このような内容を順次掲載していこうと思います。
もちろん、業界の最新トレンドや最新技術の話題に触れることにもなりますが、単にそれを紹介するのではなくて、それが地方の方、例えば観光や地域活性化にかかわっている方や、中小企業を中心とした企業経営者方にどのようにかかわって来るのかということに、できだけ力点を置いていきたいと思っています。

次回をお楽しみに♪

 

 

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