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Be-Chu' s Perspective

 

前回の内容をひと言でまとめると…。

受信してもらうことを意識しないと、こんなことが起こります。前回の "「情報公開」「情報発信」から「マーケティング」へ" という記事、とても簡単に言うと、情報発信にマーケティングの視点を入れよう! ちゃんとターゲット顧客に情報を受信してもらえるようにしよう!…という内容でした。そういうタイトルにすればよかったですね…(^_^;。

読んだ方の中には「そんなの当たり前じゃないの!」と思われた方も多いかと思います。でもどうしわざわざそのようなことを書いたのかと言いますと、特にWebサイトを利用した情報発信において、この当たり前なことがなかなかできてないケースが多々あるからです。サイトにより事情は異なりますが、情報発信自体が目的になってしまっていたり、サイトを作ること・サイトをリニューアルすること自体が目的になってしまっていて、この一番大切な部分がスポンッ!と抜けてしまっている、ということです。

驚くことに、ホームページ制作会社さんでも、そのことが完全に抜けているところがあります。例えば、ホームページ制作会社さんの「サイト制作実績」のページから、実際のサイトに訪問してみると、「えっ!?」ということが何度かあります。「もっとちゃんと作ってあげればいいのに…」と、ちょっと切ない気持ちになってしまいます…。

 

サイトの制作実績を見ていくと、どうやら、その制作会社さんにそもそもマーケティング的な考え方がないんだなぁ…というところと、担当するプロデューサーやディレクターによって当たりハズレがあるんだろうなぁ…というところがあるみたいですね。

 

受信してもらうことを考慮しないと、こんなことが…。

話を戻します。
受信してもらうことを考えずに情報発信すると、例えば、このような事が起こります。

 

【例1】 : 関係者や地元の方でないとわからない表現をする。
私が住んでいるところは、長野県の諏訪地域の一部なのですが、古くから文化的なまとまりのある市町村を「6市町村」または「諏訪6市町村」と表現します。地元の人であれば、6市町村というと何を指しているのか簡単にイメージできますが、当然ながら、観光客や外部の方には何のことかわかりません。観光をPRするWebサイトに「6市町村」と掲載しても、何のことやら…になってしまいます。(地元の方が読む新聞でしたら「6市町村」と表現してもすぐ理解してもらえます。)

同じように、その業界の方でないとわからない専門用語をそのまま利用してしまうということもあります。

 

【例2】 : 知っている人にしかわからない地図。
地図は、その場所を知らない人のために掲載してあげています。簡単に言うと、初めての方でも地図を見ることでその場所に辿り着けることが一番重要です。しかし、知っている人が地図を作成するので、時に、知っている人にしか理解できない地図が生まれ、交通案内としてサイトに掲載されてしまいます。

【例3】 : 知っている人にしか探せない情報。
「ホームページにも情報を掲載していますのでご覧になってください。」と言われアクセスしてみたものの、どこに掲載されているのかまったくわからない…。探しようにも探せない。掲載した人はどんな情報がどこにあるのかわかっていますが、多くの方はゼロから情報を探すことになります。その情報はどこのメニューの中にありそうか、頭の中で知っているキーワードと関連付けながら辿っていきますが、想像した場所にないと諦めます。

 

表現の問題だけではありません。先回の記事では、情報発信する媒体がターゲット顧客と合致していない、という話をさせていただきましたね。

皆さんのホームページは大丈夫ですか?

 


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