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Be-Chu' s Perspective

 

 

Facebookのビジネス活用を考える時、実はいくつか知っておかないといけない法則があります。どれも言われてみれば当たり前の話なのですが、今回は「5つの落とし穴」として紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。d(^_^)

 

 

1.友達が増えれば増えるほど、見てもらえないという「パラドックス」

Facebookは友達や「いいね!」しているページが増えれば楽しいものになります。でも、友達10名の時には全員の投稿をチェックできても30人・100人と増えていくに従って、当然ながら全員の投稿をチェックできなくなります。これは皆さんも経験済だと思います。

これを逆の立場、つまり投稿を見てもらいたいと思っている側(ビジネスはこっちですネ)に立って見ると、友達や「いいね!」している人が増えるほど、自身の投稿はどんどん見てもらえなくなるということを意味します…。

また、Facebookの友達は増えることはあっても基本的に減らないわけですから、投稿は時間とともにどんどん見てもらえないものになる、という基本的な構造(運命)があるということですね。d(^_^)

 

 

2.そもそも、その投稿表示されてないかも…

 【1】への対応として、Facebookは、関係性がより深い人の投稿を優先的に表示させるような仕組みを採用しています。

実は、私たちがタイムラインを見ている時、友達やイイネしているFacebookページが投稿した記事が全部表示されているわけではないんです…。関係性の深さはFacebook独自のロジック、「エッジランク」によって決められています。またFacebook社は、「Facebookページの投稿よりも、友達の投稿をより優先的に表示します」と明言しています。

ということは、お店や企業が運営しているFacebookページは、投稿したとしてもそもそも相手側に表示されていない可能性があるということになります…。せっかく投稿したのにイイネしてくれる人が少ないなぁ…と思ったら、そもそも投稿自体が相手方のニュースフィードに表示されていなかった…ということが起きているわけです…。
これ、意外に知らない方が多いんです…(ーー;)。

 

このことを実感していただける方法があります。
皆さんのニュースフィードに(本来)表示される投稿がどれだけ省略されているか、次の操作でわかりますからぜひ体験してみてください。

Facebook の落とし穴に注意しよう!PCで自分のニュースフィード画面に行くと、画面左側にメニューがあります。
その中に「ニュースフィード」という項目があり、「ハイライト」と「最新情報」とを選べるようになっています。

ほとんどの方は「ハイライト」になっていると思います。これは、Facebook側が選び出した投稿だけを表示させるという意味です。

これを「最新情報」に変更すると、Facebookによる抽出・省略がなくなり、友達やFacbookページのすべての投稿が表示されるようになります。

切り替えるとビックリすると思います…(^_^;)。

これまで見たこともないほどたくさんの投稿が表示され、「そういえばこの会社のページにイイネしていたんだった…」ということが起きます。何とたくさんの投稿が表示されていなかったか、自分がどれだけ沢山のFacebookページにイイネをしておきながらそれを忘れてしまっていたか…、そんな現実に「ドカ~ン」と打ちのめされます(笑)

つまり、「普段、どれがけの投稿が表示されずにいたか…」ということです。

逆に、会社やお店などFacebookページに「情報を投稿する側」からすれば、せっかく投稿しているのにどれだけ表示されていないか…ということでもあります…(@_@;)。

 

 

 3. 努力と関係なく、お客さんが消える

 皆さんのお店や会社のFacebookページにイイネしてくれている人は、皆さんの投稿を楽しみにしているハズです。ですよね…?(^_^;
(そうでなければ、そもそもイイネしませんから…)

でも、自分のお店の情報を楽しみにしているその方が、ある日、「もう自分のこと投稿するのが面倒になったのでFacebookや~めた~」と、Facebookの利用自体をやめてしまったらどうでしょう…?

昔、「mixi疲れ」という言葉がありましたが、それと全く同じです。

つまり、皆さんは一生懸命、素敵な情報を掲載する努力をしていたとしても、「その努力とは関係なく」、まったく別な理由によって、ある日突然お客さんが目の前から消えてしまうことがあるというわけです。(@_@;

ということは、自社サイトを持たずにFacebookだけで情報発信をしていたり、お客さんとのつながりをFacebookだけに頼っているということが、ビジネスにとってどれだけ大きなリスクになるのかということは、薄々お察しいただけるのではないかと思います。

Facebookは便利ではありますが、お客さんとのつながるルートはいくか準備しておかないといけないですよね!

 

4. 情報は蓄積されない

 今度は情報の賞味期限のお話です。賞味期限というよりも、情報の「生存期限」と言った方がいいかもしれません。

Facebookに投稿された情報は、投稿された時から数日は相手側のニュースフィードに表示されますが、それ以降は基本的に投稿は表示されません。皆さんのお店や会社に相当興味ある方であれば、「過去にどんな投稿をしているんだろう…?」と過去の投稿に遡って1年前の投稿を見てくれることもあるでしょうが、(皆さんの経験を振り返ってみていただいてもそうだと思いますが)そのようなケースはほとんどありません。

また、検索によって投稿が引っかかってくることもほぼありませんから、基本的に、Facebook(Facebookページ)に投稿した情報の生存期限は数日ということになります。

例えばブログは、投稿した後に時間が経っても検索によって引っかかってくる可能性がありますから、それから比べるとFacebookは、「情報は蓄積されないメディア」だと言うことができます。投稿によって短時間に多くの友達に伝えることが出来る強い拡散性を持っている一方で、生存期限が短いですから、常に情報を投げ続けないといけないメディアだということもできます。Facebookはそういうタイプのメディアだということです。
(さらに情報の生存期限が短いのかTwitterですね)

 

下記の記事も合わせてご覧いただくとわかりやすいかと思います♪d(^_^)

「ブログ」の本当の価値、ご存知ですか?

 

5. その投稿、お客さんも見ています…

 Facebookは、色々な人間関係が一緒になっています。同級生や仕事仲間、地域の知り合い、取引先やお客様などが同じ投稿を見ることになります。ですから、ある特定の仲間や人間関係を前提にして投稿したものが、他の人間関係からするとマイナスの投稿になってしまうことが起きてしまいます。

例えばお店のオーナーが休日に「休日に海外に来ています。やっぱり最高!景色も素晴らしいし、いつものように嫌な客の相手しなくていいし…」なんて投稿したとしたらどうでしょう…?この方を良く知る昔からの友人や学生時代の友達は「イイネ」するかもしれませんが、お店のお客さんが見たら、もう行きたいと思わなくなるでしょう…(ーー;)

この例はあまりにもわかりやすいものですが、実際はもっと「微妙なレベル」で同じことが起きています

特に、会社に勤めていらっしゃる方が(会社のこととは関係なく)プライベートで利用する分にはどうぞどうぞご自由に!となるのですが、これが個人事業主で あったり、経営者や役員となるとそうは言っていられなくなります。例えば、経営者がどんな人と会っているのかはとてもデリケートなものですし、場合によっては(≒企業規模が大きくなればなるほど)どこでどんな人と会っているかは漏れてはいけないものになります。また、事業主や経営者が投稿した内容や発したコメントは、その会社の考え方や方針と一緒のものとして受け取られてしまう可能性もあります。気軽に「いいね」した友人の投稿が政治にかかわるような内容であれば、経営者=その会社はその政治的な考え方に賛成していると受け取られてしまう可能性もあります。

「個人の顔」と「仕事する者としての顔」など、いくつもの顔があるのは当然のことですから、「この投稿、お客さんからどう見えるだろうか」「事業関係者からどう見えるだろうか」としっかりと意識することが必要になるというわけです。

(もちろん、投稿する度に、この投稿を誰に表示させるかを細かく設定することはできるのですが、あまり現実的ではありません…)

Facebookはコミュニケーションツールである一方で、「この人はこういう人」「このお店はこういうお店」という投稿の積み重ねによって醸造される「ブランド」生成ツールでもあります。
ぜひこのことを意識して、楽しく、そして効果的に利用したいですね。

 

さて、今回、5つの落とし穴を取り上げてみましたがいかがでしたでしょうか。

Facebookはコミュニケーションツール、情報取得ツールなどいくつかの側面をもっている大変有意義なメディアです。仕事と関係ないところで個人で勝手に使うのでしたらどう利用しようと自由ですが、特に経営者のように個人の利用がそのままビジネスと絡んでくるような場合にはどうしても注意しないといけない点がでてきます。

落とし穴に落ちないように、皆さんのビジネスの中でうまくご活用いただければと思います。

次回をお楽しみに♪

 

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