ホームページは新聞広告とは全く違う
(活用のヒント 10 )
新聞広告には会社名とともに「○○○○なら当社にお任せてください!」か「○○○○なら何でもご相談ください。」というキャッチコピーを良く目にします。広告宣伝の意図としては、新聞広告を見て会社の存在を知ってもらう」ということなのでしょうが、残念ながらこの図式をそのままもってきてホームページを作っても効果はあまりありません。
新聞は不特定多数が目にするメディア。その中に会社名とサービス分野を掲載することで会社の存在を読者の頭の中に思い浮かべてもらうというのがこの広告の趣旨です。一方で会社のホームページは、不特定多数が見るメディアではありませんし、そもそもその会社のホームページの存在自体知りません。ですから、新聞広告や雑誌広告を出す感覚でホームページを作ってもダメなんです。
これが、私がいつもお客様にお伝えしている「ホームページは広告ではありません! d(^O^)」と言っている理由の一つです。
会社サイトは「サービス」そのもの
(活用のヒント 11 )
地方に限らず東京でもそうなのですが、ホームページを広告だと思われている方が大勢います。残念ながらWebサイトやホームページは広告ではありません。では何かというと、みなさんの会社の「サービスそのもの」なんです。
サイト自体がみなさんの会社そのものです。新聞広告や屋外の看板を自分の会社そのものだと思っている方はいないと思いますが、サイトを看板や広告だと思われている方がどんなに多いことか…。広告ではなく、会社そのもの・サービスそのものだと考えるところからスタートできるかどうか、実は結果に大きな違いが出てきます。
例えば、広告にはサービスの詳細は掲載できませんが、サイトには事細かく紹介することができます。
新聞広告のように「惹きつける」メディアではなく、「知ってもらい、おもてなしをする」メディアだとひとまずご理解ください。
小さな領域での、全国的な専門家になる
(活用のヒント 12 )
中小の企業にとって、商品やサービスを欲しているだろう人の人数(市場)があまり多くないニッチな分野に対してアプローチしていくことはとっても有効です。限定されたその地域ではあまりパイは大きくない(母集団は多くない)かもしれませんが、全国に広げればある程度の規模になる可能性があります。また、その地ではほとんどニーズがなくても、東京の人は必至で探している場合もあります。
物理的な地域を商圏にするのではなく、全国・世界を商圏にできるということはインターネットならではの発想です。ネットで展開する際には、自社の商品やサービスを細分化して、それぞれごとにニッチな領域の専門家として勝負していくというのがポイントです。サイトもそれぞれの専門家として構築して、情報提供すると効果的です。
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