ネットでは、情報構造を逆にするのがポイント
紙メディアを中心にした従来型のメディアでは、「うちの会社ではこんなことができます!」「●●市の見どころはこんなにたくさん♪」というように、まず組織があってそこに個別情報がぶら下がるというの情報構成が中心です。この情報構成はもちろん必須ですし、それがないとはじまらないのですが、地方から情報を発信する際のポイントは、それとは逆の情報構成にすることです。
ほとんどの人は、その会社がどんなことをしているのか、その市にどんな見どころがあるのかには全く興味がありません。興味があるのは、唯一、自分の抱えている問題はどうやったら解決できるか、であったり、この週末、中央道方面に日帰りで遊びに行きたいのだけど、どこかいいところあるかなぁ…ということ。つまり、個別の「興味・関心」「抱えている問題」です。会社や組織の情報を伝えるのではなく、その課題や興味につながるような情報構成にしてあげることが必要です。
特に、地方の自治体サイトや観光サイトでは、この考え方を取り入れることがポイントです。
お客様のウキウキ♪は自分の足元に転がっている
(活用のヒント 5 )
東京で雪が降った夜、都内の多くの人が「ウキウキ♪」です。私も東京にいた時、雪が降るとなんかとっても嬉しい気分になってました。一方で、北国や山国の地方は、冬にあると雪があるのが日常風景。東京の人がワクワクする雪を、毎日毎日目にするわけです。
別に、雪を届けよう♪と言っているのではなくて、ウキウキ♪の対象が自分自身の足元にあるという事実。そこに気づくかどうか。そしてもう一つ、わくわくするようて文脈に変換して提供できるかどうか。
全国に出て戦える、ということです
(活用のヒント 6)
従来型の広告手法(新聞、テレビ、雑誌など)を利用して、全国の方に自社の商品やサービスを知ってもらうためには、多額の広告費が必要でした。しかし、自社サイトなどのネットを利用した場合は多額の広告費は必要なくなります。
もちろん、ホームページを公開してだけで全国の人が見てくれるわけではありませんのでそこには工夫が必要なのですが、それ以前に、「全国デビューする」もしくは「全国に出て戦う」という意識を持てるかどうかが大きなカギです。(もちろん全国でなくて世界でもいいですが…。)その意識を持つか持たないかで、サイトの作り方が全然違ってきます。
実際、この be-chu のサイトは、田舎にある小さな会社のホームページですが、全国各地の方々にご訪問いただいています。
次回をおたのしみに!
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